日本100名城の城址スタンプ廻り、観光さんぽ実体験レポートになります。100名城を廻ると47都道府県を全て巡ることになります。この日本一周の旅をマイペースに綴っていけたらと思うのでよかったら気楽に目を通してみてください!今回は月山富田城を紹介しています!(2024年2月)
マップ
月山富田城のマップです。
①山中御殿
②三の丸
③本丸
上記の順番で回りました。
山中御殿
今回は月山冨田城へ車で行きました。
まずは月山富田城の麓にある安来市立歴史資料館に寄りました。こちらには月山冨田城の資料と100名城スタンプが置いてあります。
安来市立歴史資料館に隣接していたお蕎麦屋さんです。
安来市立歴史資料館は有料です。
100名城スタンプは入り口に置いてあって入館せずともスタンプを押すことができました。
続いて月山冨田城へ向かいます。
安来市立歴史資料館から徒歩でも行けない距離ではないですが、山道もあるので月山冨田城の駐車場まで車で行くことにしました。
月山冨田城の駐車場です。無料で停めることができます。
月山冨田城の石碑です。
駐車場から先は山道となってます。
月山冨田城は山城で標高190mの月山を中心に飯梨川(旧:冨田川)に向かって防御施設が配置された広大な城となっています。
山中御殿です。
月山冨田城の中腹に位置していて、城主の居館があったと見られています。石垣で守られた曲輪となっています。石階段と石垣、山の様子で山城の雰囲気を味わうことができますね。
土塁です。
月山冨田城には全長130mの大土塁なども築かれているほど土塁によって堅い守りが形成されていました。
本丸まで山道となっていますが看板もありわかりやすい道となっているので迷いにくいかと思います。
完全に山の中に入ってきました。本丸までは20分ほどのようです。
三の丸
七曲り階段です。
山中御殿から月山山頂部へと屈曲しながら続く階段です。道中には複数の曲輪も造られていて防御を固められています。
ここに限らず城はよく道を複雑にして敵のスムーズな侵入を阻むという設計がされていますよね。
道中からの景色です。
月山富田城がかなり山の中にあることがわかるかと思います。この日は曇っていましたが町のほうまで見通すことができます。この感じだと敵が侵攻してきた時も割と敵軍の目視はしやすかなったのかなっと思ったりもしました。
山吹井戸です。
山城のデメリットは水や食料の運搬です。そういう点で山城の井戸は重要な場所だったことが推察されます。
完全に山道に入ってきました。
舗装はされてないですが歩ける道はあるので問題なく先に進むことができました。
更に階段を登っていきます。
この日は小雨でしたが問題なく本丸を目指すことができました。
三の丸です。
三の丸は広場になっていて鳥居がありました。
三の丸の奥には二の丸が続いていることが確認できます。建物があるのが二の丸です。
三の丸では石垣も発掘されています。
三の丸では段状の石垣も発見されていますが、これは兵が通路として利用したり敵を待ち構えるため段状に石垣を積んでいたのではないかと考えられています。
本丸
二の丸です。
二の丸は広場になっていて休憩所もありました。
二の丸では建物や柵、堀の柱穴跡が検出されています。またそのうち1棟からはカメが3個発見されているので戦時の飲み水や食料が貯蔵されていたと考えられています。
せっかくなのでここで少し休憩させてもらいました。
自動販売機などはなかったのであらかじめ水かお茶を持参しておくほうがいいと思います。自分は城廻りで結構歩くことも多いのでいつも水を持って散策をしています。
二の丸からの眺めです。
左は京羅木山、正面は中海、右は独松山を見渡すことができるスポットとなっています。
本丸に向かいます。
本丸です。
本丸は広場になっていて、山中鹿介幸盛記念碑が建てられています。
月山富田城は尼子氏、毛利氏など数々の武将の居城となってきましたが、その守りの要はこの本丸だったと思うと感慨深いですね。
勝日高守神社です。
本丸より少し先に進んだ場所にあります。
本丸からの景色です。
城廻りをしたらやっぱり本丸からの景色を眺めたくなります。当時の武将たちもここからの景色を見ながら戦国の世について語っていたのかもしれないですね。
100名城スタンプ
今回は安来市立歴史資料館で100名城スタンプを押しました。
1.安来市立歴史資料館に100名城スタンプが設置されてます。
【時間】 いつでも
【休み】 無休
【料金】 無料
【場所】 島根県安来市広瀬町富田2188
【アクセス】安来駅→バス広瀬病院前
【電話番号】0854-32-2767
【時間】 9:30~17:00
【休み】 水曜日、年末年始
【料金】 210円
終わりに
ここまでが月山富田城さんぽ編になります。
月山富田城は山中御殿や七曲り階段など見どころも多かったです。またこれだけの山城に石垣があると、その設計には当時かなり苦労しただろうなって考えさせられるものがありました。しかし守りを固めるためにはやはり石垣が必要だったんだろうなと思いました。
また山からの景色も見ごたえがありました。この日は残念ながら曇っていたのですがそれでも山からの景色は素晴らしかったです。それだけに次は晴れた日にこの景色を堪能したいです。またいずれ訪れたいと思います。