日本100名城の城址スタンプ廻り、観光さんぽ実体験レポートになります。100名城を廻ると47都道府県を全て巡ることになります。この日本一周の旅をマイペースに綴っていけたらと思うのでよかったら気楽に目を通してみてください!今回は鳥取城を紹介しています!(2024年2月)
マップ
鳥取城のマップです。
①擬宝珠橋
②二の丸
③天球丸
④仁風閣
上記の順番で回りました。
擬宝珠橋
今回は車で鳥取城へ行きました。車は近くの駐車場へ停めました。
吉川経家像です。
吉川経家は羽柴秀吉が鳥取城を侵攻した際、鳥取城を守った武将です。
鳥取城は秀吉の兵糧攻めで悲惨な目にあいましたが、吉川経家が開城を決断し、また敗北の責任を追って自刃したことから歴史に高く評価されています。
擬宝珠橋です。
この橋は城の大手橋で、2018年に120年ぶりに復元が完成した橋となっています。
丸の内跡です。
現在は修復中となっていますが石垣の様子などを確認することができました。またここから先へは進めないので二の丸や本丸へは別の道から入城します。
宝珠橋です。
城内へ続く道となっています。この日は生憎の曇り空でした。ただ山城である鳥取城は逆にのこのほうが本丸に雲がかかってて雰囲気があるなって思いました。
鳥取城は久松公園としても地域住民に親しまれています。また桜の名所としても有名な公園となっています。
鳥取県立博物館です。
地学生物、歴史民俗、美術などが常設展示されています。
仁風閣です。
鳥取城内にあるひと際目立つ白亜の洋館です。城到着時は閉まっていましたが、こちらには100名城スタンプも置いてあるので城廻りが終わった後最後に寄りました。
城代屋敷跡です。
博物館と仁風閣付近に位置していて城内に繋がっています。
クマ出没の看板です。
たまに野生動物出没の看板を見かけますがクマが一番怖いですね。クマ出没の看板と人気のない城跡が一番心配になりますが、鳥取城は割と散策している人もいるのでその点は安心して廻ることできます。
二の丸
西坂下御門です。
1867年に創建されましたが、1975年に大風で倒壊破損しました。しかしその後復元され現在の姿となっています。
石階段です。
石垣に囲まれた石階段を登っていると城へ来たんだなって感じがしますね。
二の丸です。
現在は広場のようになっていますが、二の丸は江戸時代前期には藩主が住み、家老などが政治を司っていました。そのため二の丸は鳥取城を象徴する場所となっていました。
二の丸からの景色です。
ここから町を見渡せます。
二の丸三階櫓石垣です。
鳥取城は山頂の本丸に天守がありましたが、焼失してからはこちらの二の丸三階櫓が天守の代わりとなっていました。
しかし明治に入るとこちらの三階櫓は解体撤去されることとなり、石垣を残すのみとなりました。
三階櫓の石垣は登ることができます。
また鳥取城の地図を確認するとここからの景色は写真撮影スポットとしてオススメとなっているようです。
三階櫓付近からの景色です。
ここから見ると町を一望することができます。
菱櫓跡です。
二の丸にある櫓跡で平面形が菱形となっていました。また櫓台の上には二層の櫓建ち一階は四間四方でした。
天球丸
表御門跡です。
二の丸と天球丸跡を繋ぐ場所に位置しています。
三の丸方面の眺めです。
三の丸は二の丸と天球丸の下に位置していますが今は県立鳥取西高等学校となっています。
二の丸付近は少し足場が悪いところもありますが、基本的には芝生と整備された道となっています。
天球丸跡です。
天球丸は標高51mに位置していて東側を巨大な堅堀で守った軍事的にも重要な場所でした。
天球丸の石垣です。
天球丸にある石垣は球体の特徴的な石垣となっています。江戸時代初期にはまだこの球体の石垣がなかったようですが、江戸時代中期以降の改修でこの球体の石垣が作られていくこととなったようです。
天球丸の眺めです。
天球丸から久松山を登っていくと本丸へ行くことができます。
もし実際にここから本丸へ攻めていくとなると、雲がある場合は視界も悪く上からの攻撃で城の攻略に苦戦しそうですね。例えば矢が上から飛んできても明確にどこから飛ばされているかわからないです。そういうこともあり秀吉は鳥取城を攻めあぐねたのかなって思ったりもしました。
中坂稲荷鳥居です。
本丸のある久松山への登山口で、参拝している人もいます。
本丸への階段です。
二の丸から本丸へは30分から40分ほどで到着するようです。本当は本丸への寄りたかったのですがこの日は時間の都合などもあり、本丸へは行かずに散策はここまでにしました。
鳥取城からの眺めです。
城跡の雰囲気も感じながら街の様子も眺めることができるスポットでした。
仁風閣
鳥取城を回り終えて仁風閣が開いていたので散策しました。
宝隆院庭園です。
仁風閣にある庭園で、鳥取11代藩主池田慶栄の急逝により17歳にして未亡人となって宝隆院を慰めるため、12代藩主の池田慶徳が造営しました。
庭園は大きな池に大小2つの中島を浮かべ、周囲を園路で結ぶ江戸時代の大名庭園の流れを汲む形式となっています。
仁風閣の建物は白亜のフランス風ルネサンス様式を基調とした洋風建築で、木造瓦葺の2階建てとなっています。
仁風閣内です。
宝隆院庭園までは無料となっていますが仁風閣内は有料となっています。このときは150円で建物内を見学することができました。
100名城スタンプは入り口に置いてあるので入館料を払わずとも押すことは可能でした。
館内の様子です。
インテリアでも当時の面影を感じることができますが資料なども展示されています。
御座所です。
仁風閣は明治40年に嘉仁皇太子(後の大正天皇)が山陰行啓の際に宿舎として利用されたようです。
らせん階段です。
こちらのらせん階段は、明治期の洋風建築で国内唯一と言われた支柱のないらせん階段だったようです。当時の姿を残していて歴史を感じることができます。
仁風閣は東郷平八郎が命名した命名しました。そしてこの時の直筆の書は今も仁風閣の2階ロビーに展示されています。
白い柱です。
この柱は洋風の建物ということが感じられる建造物だなって思いました。なんとなく昔のギリシャ建物にありそうな柱ですよね。
映画るろうに剣心の資料です。
ここはるろうに剣心のロケ地だったようで、撮影の際の様子が資料として展示されていました。
ベランダです。
こちらのベランダからは庭園を一望することもできます。
100名城スタンプ
今回は仁風閣で100名城スタンプを押しました。
1.仁風閣に100名城スタンプが設置されてます。
【時間】 いつでも
【休み】 無休
【料金】 無料
【場所】 鳥取県鳥取市東町
【アクセス】鳥取駅→バス仁風閣・県立博物館
【電話番号】0857-26-3595
【時間】 9:00~17:00
【休み】 毎週月曜日(祝日の際は翌日)、年末年始
【料金】 150円
終わりに
ここまでが鳥取城さんぽ編になります。
今回鳥取城を見て回りましたが、鳥取城は特に天球丸の石垣が印象が強かったです。球体の石垣は他にはないですし、天球の石垣と本丸のある久松山の景観がマッチしていて次は晴れている日に来たいなと思いました。
そして仁風閣ですが宝隆院庭園も含めて見ごたえがありました。建物や庭園だけではなくるろうに剣心の映画の舞台になっていたところもいいですよね。るろうに剣心を観ていた方なら映画のシーンを思い浮かべながら敷地内を回ると、より一層散策が楽しめるかなって思いました。
また今回は残念ながら本丸を廻ることはできませんでしたが、次回はぜひ本丸へも行きたいと思います。