日本100名城の城址スタンプ廻り、観光さんぽ実体験レポートになります。100名城を廻ると47都道府県を全て巡ることになります。この日本一周の旅をマイペースに綴っていけたらと思うのでよかったら気楽に目を通してみてください!今回は新発田城を紹介しています!(2023年12月)
マップ
新発田城のマップです。
①表門
②本丸
上記の順番で回りました。
表門
今回は新発田城へ行ってきました。車で城まで行きましたが、城の近くに無料駐車場がありました。
旧地図を見たところ駐車場は位置的には三の丸になるかと思います。
少し遠目ですが櫓が確認できます。
新発田城の石碑です。
新発田城は二の丸が本丸を取り囲み、三の丸が南に突き出している変形の輪郭、梯郭式併用型の平城となっています。
安兵衛茶屋です。
新発田城の目の前にある休憩所です。この辺りは二の丸に入ってくるかと思います。
堀部安兵衛の銅像です。
堀部安兵衛は赤穂義士討入の47士の1人で新発田出身の人物となっています。こちらは安兵衛茶屋付近にありますが、江戸の方角に向けて像が設置されています。
堀です。
堀の大きさは7600平方メートルで水深は2メートルほどのようです。この掘は池の水を抜いて天日干しするかいぼりを定期的に行っており、前回は瓦屋根の一部も発見されたようです。
表門です。
こちらの表門は桁行16.3m、梁間5.4mで江戸時代(1732年)に再建された櫓門となっています。2階建てで2階正面には石落としなどの仕掛けもあります。また腰壁は瓦張りで白と黒の美しい海鼠壁(なまこかべ)で仕上げられています。尚100名城スタンプはこの表門に設置されています。
本丸
続いて城内です。
表門を潜ると城内ですが、城内は端から端が見渡せるほどの広さとなっています。
しゃちほこです。
表門付近に飾られていました。新発田城の三階櫓は最上階の屋根に三つのしゃちほこが載った珍しいタイプとなっています。そういったことからも表門付近にしゃちほこが飾られているのかなと思いました。
溝口秀勝の銅像です。
溝口秀勝は新発田藩初代藩主で尾張出身の武将です。豊臣秀吉の命令で加賀国から新発田へ入封しました。そんな溝口家は越後で起きた上杉遺民一揆を平定し、関ヶ原の戦いでは徳川方についた外様大名となっています。
土塁です。
石垣です。
新発田城の石垣はすき間なくかみ合うように積まれた切込はぎで造られています。
新発田城からの眺めです。
高さはさほどないですが城から町を見通すことができます。
新発田城には桜が植えられていますが、春の桜、真冬の雪など四季折々の景色を楽しむことができます。
五階菱の家紋です。
旗の5つの菱が重なった五階菱は溝口家の家紋で、現在は新発田市の市章でもあります。
旧二の丸隅櫓です。
旧二の丸隅櫓は1712年の絵図に描かれていて二の丸北部にありましたが、昭和の解体修理で本丸の鉄砲櫓があったこの場所に移されたため旧二の丸櫓という名称になりました。またこちらも表門同様腰壁は瓦張りで白と黒の海鼠壁で仕上げられています。
休憩所です。
ベンチがあるので座って休むことができます。ただ城内飲食禁止のため自動販売機などは設置されていません。
新発田城は本丸が船の形をしていたため舟形城(ふながたじょう)や周辺の湿地にアヤメが咲いていたため菖蒲城(あやめじょう)とも呼ばれていました。
また縄張りを設計していた際、1匹のきつねが雪の上で尾を引きながら図を示したことが城のヒントになったという言い伝えから狐尾曳ノ城(きつねおびきのしろ)とも呼ばれています。
フクロウの銅像です。辰巳櫓の前に設置されていました。
辰巳櫓です。
辰巳櫓は本丸から見て南東(辰巳)にあり、二層二階櫓で入母屋造、本瓦葺きです。
かつて堀部安兵衛の父が管理責任者で、櫓の消失の責任をとって浪人となりました。その後安兵衛は家名再興のため江戸へ出て、高田馬場の敵討ちによって名を遂げました。
100名城スタンプ
今回は新発田城表門で100名城スタンプを押しました。
1.新発田城表門(閉鎖期間は市役所本庁舎、白壁兵舎広報史料館)に100名城スタンプが設置されてます。
【時間】 9:00~17:00
【休み】 12月~3月(閉鎖期間)
【料金】 無料
【場所】 新潟県新発田市大手町6丁目
【アクセス】JR新発田駅
【電話番号】0254-22-9534
終わりに
ここまでが新発田城さんぽ編になります。
今回新発田城を見て回りましたが、新発田城の見どころは表門、旧二の丸櫓、辰巳櫓になるかと思います。特に表門は江戸時代からあるとのことで見ごたえがありました。
また堀の水を抜いて掃除をしているということで普段より堀をまじまじと眺めました。やっぱり堀も定期的に掃除は必要だと思いますが、大変なのでなかなかできる作業じゃないですし難しいところですよね。この掘の掃除を定期的にしているのは凄いことだと思います。
そんな新発田城は広さはあまりないですが見どころもいくつかあり、四季折々の景観を楽しむこともできるようなので、次は春か冬の景色を楽しめたらと思います。