日本100名城の城址スタンプ廻り、観光さんぽ実体験レポートになります。100名城を廻ると47都道府県を全て巡ることになります。この日本一周の旅をマイペースに綴っていけたらと思うのでよかったら気楽に目を通してみてください!今回は松山城を紹介しています!(2024年7月)
マップ
松山城のマップです。
①東雲神社
②本丸
③天守閣
④二之丸史跡庭園
上記の順番で回りました。
東雲神社
今回は車で松山城へ行きました。車は松山城近くの有料駐車場へ停めました。
松山城ロープウェイのりばです。
松山城はロープウェイで本丸へ向かうこともできます。料金は往復520円、片道270円です。ただ岩国城などと違って徒歩でも本丸へ向かうことできます。今回は徒歩で本丸へ向かうことにしました。
加藤嘉明の像です。
城下にある像で、松山城の創設者です。豊臣秀吉の部下で「賤ヶ岳の七本槍」の一人です。同じ「賤ヶ岳の七本槍」で加藤の名を持つ加藤清正もいますが、加藤嘉明と加藤清正は特に血縁関係などはありません。
東雲神社です。
松山城への登山道は何か所かありますが、今回は東雲神社の入り口から本丸に向かいます。
東雲神社は徳川家康の異父同母弟である松平定勝が祀られています。
また神社のご利益は所願成就、商売繁盛、五穀豊穣、学業成就、合格祈願となっています。
今回は時間の関係で東雲神社の本堂へは進まず松山城本丸へ向かいました。
山道が続きますが整備されているので山登りというほど大変ではありません。傾斜がある公園といった様子となっています。
野生動物注意の看板です。
ここでは主にマムシやスズメバチなどが出るようです。
ロープウェイの下道です。
上にロープウェイが見えます。ロープウェイに乗っている人もいますが、自分のように歩いて登っている人もいました。
城に繋がる道という感じでかなり雰囲気がいいです。
道中の景色です。
松山城本丸の標高は132mとなっています。街中にある城ですが平山城となっているので城からの景色はとてもよかったです。
ロープウェイの終点です。
位置的には松山城のおよそ8合目付近となっています。
本丸
石垣です。
本丸を囲む高石垣は10mを超え、隅部はほとんど算木積みです。美しい曲線を描く扇勾配と屈折を連続させて防御力を高めた屏風折が特徴となっています。
戸無門です。
本丸大手登城道に設けられた高麗門です。脇戸がなく江戸時代から戸無門と呼ばれていたことから創建当初から扉を持たなかったと考えられています。
筒井門・隠門です。
筒井門と隠門は本丸大手の守りを固める上で重要な要で、筒井門は脇戸付きの櫓門で築城の際に正木城から移築されたと言われています。
隠門続櫓です。
隠門二階の渡り櫓で登城道を監視する目的で本丸石垣の上に建っています。
太鼓門です。
本丸大手の正門と位置付けられている脇戸付きの櫓門となっています。太鼓門の先は本丸、天守閣となっているのでとても重要な要所となっています。
太鼓櫓です。
本丸の西南隅に配置された二重櫓です。高さ7mの石垣の上に築造されています。
本丸です。
本丸は北に天守、南に大手門を構える広場となっています。特徴として南北に長い独特の形状をした縄張りとなっています。
馬具櫓です。
本丸広場の西側にある二重櫓で、太鼓櫓とともに二ノ丸方面の監視や防衛を担う櫓となっています。
休憩所です。
本丸にある売店で飲食ができたりお土産が置いてあったりします。松山城はかなり広い城なので疲れたときは無理をせず休むことをオススメします。
天守閣
天守閣です。
現存する天守12のうちの一つで三重三階地下一階の層塔型となっています。また瓦に唯一葵の御紋がついている天守となっています。
天守受付です。
天守は有料で520円となっています。尚、天守受付に100名城スタンプがあるので集めている方はお忘れないよう気を付けてください。
受付から天守まではいくつかの門を通っていきます。ここだけでも城を存分に楽しめるほどの造りとなっています。
天守へ続く道です。一の門付近ですが天守まではいくつもの門や迷路のようになっていて実際はこんな感じだったのかと体験することができます。
天守への入り口です。
天守閣の地下一階にあたるこの場所が入り口となっています。ここは元々穴蔵で米が貯蔵されていたようです。約二千俵の米を貯蔵することができたと言われてます。かなり小さめの入り口ですがこうしたあえて不便さがある感じもお城って感じがしますね。
天守内です。
天守内は当時の様子を残しつつも綺麗に改装されています。また多くの品が展示されています。
刀です。
刀が展示されていると見たくなりますよね。松山城には重要無形文化財・龍泉髙橋貞次彫同作(花押)などもあります。
甲冑です。
刀と合わせて甲冑も展示されていると見たくなります。昔は甲冑がすごく怖かったんですが最近は格好いいと思うようになったから不思議なものですね。
またこの甲冑とは違いますが松山城には初代藩主・加藤嘉明所用の角頭巾形鳥尾飾兜・漆塗佛胴六間草摺素懸縅鎧もあるようです。初代藩主の甲冑は兜には大きな鳥の羽がついたユニークな甲冑となっています。
天守は格子窓や突揚戸、狭間など防御の備えがある一方で、敷居や床の間、天井を張るなど居室化の進んだ造りにもなっています。
通常城主は主に御殿で生活をしていて、天守はあくまで城の象徴としての意味合いが強いものとなっています。そのためこのような居住性が高い天守は珍しいものとなっています。
光の具合がいい感じでかなり良さげな雰囲気となっています。
天守としてはこのくらいなのも当時っぽいのかなって思えていいですね。
天守最上階です。
少し広めの最上階は360度見渡せる展望台となっています。
天守からの眺めです。
松山の街を一望することができます。松山城は山の上に本丸があるので景色がとてもいいです。また城郭としてもかなり広いでの城の景色も存分に楽しむことができます。
二之丸史跡庭園
続いて二之丸へ向かいます。
松山城は1602年に松山藩初代藩主加藤嘉明によって建設されました。ただ二之丸を含む城郭全体が完成したの1627年以降の二代目藩主蒲生忠知の時代とされています。
塀の向こう側が二之丸になります。本丸からここまでは約徒歩20分ほどと割と距離が離れています。
槻門跡(けやきもんあと)です。
槻門は本丸大手への登城道と二之丸搦手への道の分岐点に位置する重要な門で、城内最大の櫓門でした。
二之丸多聞です。
二之丸史跡庭園への入り口となっています。二之丸史跡庭園は有料でこのときは200円でした。
二之丸多聞櫓です。
長屋状の多門櫓で、現在は展示室や休憩所となっています。
神輿です。
松山城ではさまざまなイベントがありますが、その際に使われるのかと思います。
恋人の聖地の記念碑です。
松山城二之丸史跡庭園は恋人の聖地として選ばれていて現在多くのカップルが訪れる場所となっています。
二之丸史跡庭園です。
約1.6haとかなり広い庭園となっています。よくある日本庭園とはまた違った雰囲気ですが、池や滝などがあったり水が流れる造りがあり「わび」「さび」を感じられる庭園となっています。
明治時代には二之丸邸が藩庁・県庁として使われていましたが、火災で二之丸が消失してその役割を終えました。二之丸邸は消失するまで実に270年の歴史があったようです。
観恒亭です。
数寄屋造りの亭は広間と小間に分かれます。広間は大寄茶会に対応できるようになっていて、貸し部屋として利用することもできます。
二之丸が恋人の聖地となっているのは日露戦争時にロシア人男性の捕虜と日本人女性の看護師がロマンスを秘めた金貨が出土したことが由来となっているようです。そして現在では年間500組の結婚式の前撮りが行われるスポットとなっています。
100名城スタンプ
今回は松山城天守で100名城スタンプを押しました。
1.松山城天守に100名城スタンプが設置されてます。
【時間】 5:00~21:00(4月~10月)
5:30~21:00(11月~3月)
【休み】 無休
【料金】 無料
【場所】 愛媛県松山市丸之内1
【アクセス】JR松山駅
【電話番号】089-921-4873
【時間】 9:00~17:00(2月~7月)
9:00~17:30(8月)
9:00~17:00(9月~11月)
9:00~16:30(12月~1月)
【休み】 12月第3水曜日
【料金】 520円(ロープウェイ)
終わりに
ここまでが松山城さんぽ編になります。
今回松山城を見て回りましたが、松山城の見どころは二之丸史跡公園、本丸、天守閣になるかと思います。
特に天守閣は現存する12の天守の一つで葵の御紋がある瓦など見どころも多いです。また城全体はとても広いですが、当時のことを感じられるほどの造りでとても人気がある城という理由もよくわかります。
そして二之丸史跡公園は庭園としてだけではなく恋人の聖地としても有名なスポットとなっていて、かなり見ごたえがあります。
そんな松山城はかなり広かったので、またぜひ来て次はもっと細かいところもしっかり散策したいと思います。