引用:信州上田観光協会
日本100名城の城址スタンプ廻り、観光さんぽの城紹介編になります。ここでは上田城/上田城跡公園について紹介しています!(2020年6月時点)
どんなお城?
引用:信州上田観光協会
【場所】 長野県上田市
【曲輪】 梯郭式
【地形】 平城
【別名】 尼ヶ淵城
【遺構・復元】櫓、門、石垣、堀、土塁
上田城は1583年に真田昌幸によって築城されました。その後上田城は第一次上田合戦、第二次上田合戦と二度に渡って徳川軍から攻められますが、いずれも徳川軍を撃退することに成功しました。これほどの戦歴を持つ城は他にはなく上田城は落城しない城としてその名を轟かせました。
そして上田城は第二次上田合戦で真田父子が敵味方に分かれて戦ったことも有名なエピソードの一つです。また上田城は大河ドラマ「真田丸」にも登場したことからその知名度を高めていてます。
そして上田城は現在櫓、門、石垣などいくつもの遺構がありますが、その中でも西櫓は江戸時代から現存している建物となっています。また真田石と呼ばれる石垣や隅おとしなども見どころの一つとして残されています。
そんな上田城は現在公園となっていて、樹齢100年といわれるケヤキ並木や多くの緑と花に囲まれた自然豊かな場所となっています。また春は上田城千本桜まつり・秋には上田城紅葉まつりが行われる上田市のシンボルとなっています。
基本情報
引用:信州上田観光協会
難攻不落の城(日本100名城、27番)
真田昌幸によって築城された
初代 真田昌幸
二代 真田信之
三代 仙石忠政
四代 仙石政俊
五代 仙石政明
六代 松平忠周
七代 松平忠愛
八代 松平忠順
九代 松平忠済
十代 松平忠学
十一代 松平忠優
十二代 松平忠礼
城主について
引用:信州上田観光協会
真田昌幸(表裏比興の者)
生まれ 1547年
死没 1611年6月13日
真田昌幸は1547年真田幸綱の三男として生まれ、幼少期は人質として武田氏の本拠地である甲府に送られていました。しかし昌幸はその才能を見出され武田氏で英才教育を受け、また昌幸も武田信玄を尊敬していました。そんな中真田家は長男、次男が戦死して昌幸が家督を継ぐことになりました。そして昌幸は真田信之、真田幸村など子宝に恵まれました。
その後武田氏が織田氏に敗亡すると、昌幸は織田氏に従うことにします。しかし織田信長が本能寺で死亡すると、今度は昌幸は北条氏と組むことにします。こうして昌幸はその時々で時世を見て味方に付く相手を変えて生き抜いていきました。
そんな中昌幸が徳川氏と対立したことで第一次上田合戦が勃発しました。その際昌幸は2千の兵で徳川7千の兵を迎え撃ちましたが、見事撃退することに成功しました。
その後関ヶ原の戦いで昌幸率いる真田軍が上田城でまたしても徳川軍を迎え撃つことになります。そしてこの第二次上田合戦では昌幸の息子である真田信之が徳川氏にいたため、真田氏は親子で戦うこととなりました。そして昌幸はまたしても徳川軍を退け上田城を守り抜くことに成功しました。こうして昌幸はその名を戦国の世に知らしめていきました。
しかし第二次上田合戦で勝利した昌幸でしたが、昌幸が味方していた西軍の石田三成らは関ヶ原の戦いで東軍の徳川氏に負けてしまいました。そのため昌幸は死罪を言い渡されそうになりますが、真田信之と本田忠勝の取り計らいで昌幸はなんとか死罪を免れ九度山に流刑となりました。その後昌幸は65歳のとき死亡しました。
そんな真田昌幸は大河ドラマ「真田丸」で名演を演じた草刈正雄さんの真田昌幸でも有名です。実際の人物像としてはとても癖があり、しかし名将としても名高い武将だったというイメージがあります。そしてその昌幸がいたからこそ真田信之、真田幸村らの息子たちは名将と呼ばれるように育っていったのかなと思いました。
見どころとイベント
引用:信州上田観光協会
ここでは上田城/上田城跡公園の観光スポットを紹介していこうと思います。
その中でも櫓と櫓門→西櫓→真田石→けやき並木遊歩道→上田城千本桜まつり→上田真田まつり→上田城紅葉まつりをピックアップしています。
歴史や風景などを楽しめるスポットですのでぜひ目を通してみてください。
上田城は7基の櫓と2基の櫓門がありましたが、明治に西櫓1基を残して解体されました。しかしその後南櫓・北櫓・東虎口櫓門が復元され、現在では当時の様子を感じることができるようになりました。
江戸時代から現存している貴重な櫓になります。
真田信之が松代へ移る際、父である真田昌幸の形見として持っていこうとした石垣で、どうやっても動かすことができなかったといわれる石です。
かつての二の丸の堀跡にあるけやき並木遊歩道です。彩りがよい木々が立ち並び、紅葉の季節などには圧巻の光景を目にすることができます。
毎年4月上旬に行われるお祭りです。上田城に植えられた1000本の桜が咲き誇ります。また夜にはライトアップされた夜桜を楽しむことができます。
毎年4月下旬に行われる市民祭りです。上田城付近で開催され、決戦劇や鉄砲隊の砲術演武、更には武者行列など歴史を感じることができる多くのイベントが行われます。
毎年10月下旬~11月上旬に行われるお祭りです。上田城にあるけやき並木遊歩道がライトアップされ、鮮やかな紅葉を楽しむことができます。また甲冑試着や乗馬、更にはグルメイベントもなども開催されています。
周辺施設
引用:信州上田観光協会
上田城/上田城跡公園の周辺には人気のスポットもたくさんあります。周辺施設、食事処、宿泊施設などを紹介していきます!
上田市立博物館
上田城跡公園内にある博物館です。歴代上田城主の甲冑や織田信長所用革胴服(重要文化財)、古文書など上田地域にゆかりのあるものが数多くの品が展示されています。
真田氏館跡・真田氏歴史館
真田氏歴史館は真田一族に関する歴史の足跡や武具甲冑などが展示されています。また真田氏館跡は真田氏が上田城を築城する以前の居館跡でお屋敷と呼ばれて親しまれています。
眞田神社
上田城本丸跡にある神社で真田氏、仙石氏、松平氏など歴代の上田城城主が御祭神となっています。また上田城は落ちなかった城として有名なため、城内にあるこの神社の御守護符や合格祈願のお守りはとても人気となっています。
上田城下町・北国街道、柳町
上田城城下町を感じられる通りです。350年以上の歴史を持つ酒蔵や、老舗の味噌蔵など様々なお店が立ち並んでいます。
鳥正(美味だれ焼き鳥)
上田駅近くにある居酒屋さんで信州上田の名物グルメである上田美味だれ(うまだれ)焼き鳥が楽しめます。美味だれ焼き鳥はすりおろしのニンニクが入った醤油ベースのたれがかかった焼き鳥となっています。
刀屋(お蕎麦)
上田駅より徒歩13分の場所にあるお蕎麦屋さんです。上田市のお蕎麦屋さんの中でも特に有名なこの店の蕎麦は乱切り極太蕎麦でボリューム満点となっています。人気のため並ぶこともある名店となっています。
鯉西(鮎ラーメン)
上田駅近くにある郷土料理のお店です。店内メニューでひときわ目を引くのが鮎ラーメンで、その名のとおりラーメンに鮎の塩焼きが丸ごと一匹載っています。そのためとても興味のそそられる一品となっています。
飯島商店(みすず飴、ジャム)
上田駅近くにある商店で建物が大正ロマンの特徴的な建物です。売れ筋は100年の歴史ある和風ゼリー菓子のみすず飴と、手作りによるふくよかな香りと確かな味わいのあるジャムです。
雷鳥の里
上田駅など多くの場所で取り扱われる定番の信州土産です。せんべいにクリームをサンドした一品で、特別天然記念物の雷鳥(ライチョウ)をモチーフにしています。
りんご乙女
お土産店で購入することができる一品です。薄焼きのクッキーにスライスした焼きりんごが乗っていて、リンゴの風味をぞんぶんに楽しむことができるお菓子です。
ホテル ルートインGrand上田駅前
7100円~宿泊ができる上田駅近くにあるホテルです。大浴場にはサウナや露天風呂もあり、くつろげるひと時を過ごすことができます。
相鉄フレッサイン長野上田駅前
5920円~宿泊ができる上田駅近くのホテルです。セルフチェックイン・チェックアウトの端末があり、自分でチェックイン・チェックアウトを行うこともできます。
入場料や場所
引用:上田市
1.上田市観光会館、2.上田市立博物館の2ヵ所に100名城スタンプが設置されてます。
【時間】 いつでも
【休み】 無休
【料金】 無料
【場所】 長野県上田市二の丸4-6
【アクセス】上田駅、徒歩10分
【電話番号】0268-22-1274
【時間】 9:00~17:00
【休み】 水曜日、祝日の翌日、年末年始
【料金】 300円
まとめ
引用:上田市
上田城は落ちなかった城として有名なだけではなく、江戸時代から残る西櫓など見ごたえのある遺構も残されています。
そして関わっていた城主も真田氏で人気が高い城となっています。また大河ドラマ「真田丸」の舞台になっていたことから大河ドラマファンも存分に楽しむことができます。
そんな上田城は周辺施設にも見ごたえのある施設が多く、また上田城千本桜まつりなど楽しめるイベント多いです。そのためぜひ寄ってみたい城の一つといえるかと思います。
周辺の城
27.上田城