日本100名城の城址スタンプ廻り、観光さんぽ実体験レポートになります。100名城を廻ると47都道府県を全て巡ることになります。この日本一周の旅をマイペースに綴っていけたらと思うのでよかったら気楽に目を通してみてください!今回は水戸城を紹介しています!(2024年8月)
マップ
水戸城のマップです。
①大手門
②本丸
③二の丸角櫓
④弘道館
上記の順番で回りました。
大手門
今回は車で水戸城へ行きました。車は水戸城近くの有料駐車場へ停めました。
今回は三の丸にある弘道館を最後に廻ろうと思い二の丸、本丸、三の丸という順になってます。
本来は三の丸から廻ったほうがいいのかな?という思いもありますが、弘道館は現存する水戸城建造物の中でメインとして最後に廻りたいと思ったのでこの順番になりました。
徳川斉昭の像です。
徳川斉昭は水戸藩天保の改革とも呼ばれる改革を行った名君で、弘道館も徳川斉昭によって建築されました。
大手門です。
水戸城の正門にあたる門で、何度か建て替えられてはいますが佐竹氏が水戸城主だった1601年に建てられたものと考えられています。
高さ約13メートル・幅約17メートルと巨大な門で、古風な外観は江戸時代初期の様式を残していています。また土塁に取り付く大手門としては国内屈指の規模となっています。
二の丸です。
水戸城の中心エリアとして重要建造物が建てられていました。
水戸彰考館跡です。
水戸藩が日本の通史である『大日本史』を編纂するために作られた修史局です。元は水戸光圀が着手し、これを小石川の藩邸に移して彰考館と名づけたのが始まりとされています。
水戸城跡二の丸展示館です。
館内には水戸に関する資料が展示されていて無料で鑑賞することができます。
館内です。
館内には資料だけではなく瓦や陶器などの品も展示されています。
本丸
水戸学の道です。
二の丸の整備された道で綺麗な白い壁が続いています。学の道というように小中高の学校が立ち並んでいます。
水戸城跡の大シイです。
戦国時代から400年以上ある大木となっています。とても大きいので存在感が凄かったです。
杉山坂です。
水戸藩初代藩主の徳川頼房が大改修した際に整備された坂となっています。
杉山門です。
二の丸北口で杉山坂の上にある高麗様式の門となっています。
徳川頼房の像です。
徳川頼房は水戸藩初代藩主で学問振興で有名な水戸藩の基礎を築いたと言われています。
二中見晴らし台です。
ここは水戸第二中学校付近にある見晴台となっています。
見晴らし台までの道のりはかなり細い道で学校の脇も通っていきますが、道が整備されているので進むのは難しくありません。
見晴らし台からの景色です。
見晴らし台からは那珂川を見通すことができます。
本城橋です。
この先が本丸になるので本丸と二の丸を繋いでいた橋になるかと思います。
大堀切です。
本城橋から見える大きな堀で下は線路が通っています。橋の上から見るととても大きいことがわかります。当時の地図を見るとここは水堀になっていたようなので、かなり城の防御が堅かったことが伺えます。
本丸です。
現在は茨木県立水戸第一高等学校となっています。
水戸城の始まりは源頼朝時代の1193年に始まったとされ、その歴史はとても古いものとなっています。また江戸時代になってからは名古屋城、和歌山城と共に御三家の一つとして名を轟かせました。
薬医門です。
旧水戸城の現存するただ一つの建造物となっています。現在は茨木県立水戸第一高等学校の敷地内で見ることができます。
二の丸角櫓
本丸を後にして二の丸へ戻ってきました。方角的には二之丸展示館から本丸をぐるっと回って戻ってきた感じです。この道を道なりに進むとJR水戸駅へ到着します。
柵町坂下門です。
二の丸の南口にあたる場所にある門で付近には大下馬という長屋があったとも言われています。
二の丸角櫓入り口です。
位置的には二の丸南西の角にあります。
こちらも二中見張り台へ向かう道のように狭い道ですが、しっかり整備してあって雰囲気のいい道となっています。
二の丸角櫓です。
二の丸角櫓は木造二重二階の櫓となっています。入館は無料です。
櫓内です。
建物内は当時の様子を残しつつも綺麗に復元されています。また水戸に関する資料や展示物もあります。
三つ葉葵紋鬼瓦です。
この瓦はほぼ完形で発掘されて復元されているようです。
櫓からの景色です。
武者窓になっていますが街並みを見通すことができます。
弘道館
三の丸です。
三の丸は弘道館を始めとした様々な建造物があります。
鹿島神社です。
三の丸内にある神社で武甕槌命(たけみかづちのみこと)が祀られています。
また家内安全、交通安全、旅行安全、武道上達、競技必勝、諸災消除、商売繁盛、財運向上、健康長寿、学業(合格)成就、安産、子育て、縁結びなどのご利益があります。
対試場・扁額「游於藝(げいにあそぶ)」です。
武術の試験が行われたところです。正庁の扁額には徳川斉昭筆「游於藝(げいにあそぶ)」があります。
八卦堂・弘道館記念記碑です。
八卦堂内には弘道館記念記碑があります。万物変化の理を持つ八面の中に記念碑を置くという構成で徳川斉昭の宇宙観が込められていたと言われています。
北澤売店です。
江戸時代から受け継いでいる拓本技術による本の発売元となっています。また拓本以外のお土産なども置いてあります。
弘道館入り口です。
弘道館は有料でこのときは入場料400円でした。また100名城スタンプもこちらの料金所に置いてあるので集めている方はお忘れないよう気をつけてください。
弘道館です。
徳川斉昭によって三の丸に創設された藩校です。藩校としては日本最大規模の10.5ヘクタールの敷地面積を有しています。現在は特別史跡に指定されいます。
弘道館内です。
館内は綺麗に整備してありますが当時の様子を残していて、御殿のような雰囲気となっています。
諸役会所です。
来館者控えの間となっています。また尊攘の文字は尊王攘夷の意味となっており、幕末日本のスローガンを表しているようです。
畳の部屋です。
この部屋などは学校の面影もあるかなと思います。足利学校にも行ったことがありますがこのような感じだったのを思い出します。ここで将来の日本のために多くの人が勉学に励んでいたんですね。
庭園です。
弘道館から見える庭は日本庭園という雰囲気ではないですが綺麗に整備されています。縁側から庭を見ると落ち着くのは不思議ですね。
資料です。
弘道館内には水戸に関する資料や展示物などもあります。
大日本史です。
水戸光圀の命によって作られた紀伝体の日本通史です。藩の財政を圧迫したため反対の声をなどもあったようですが、水戸藩は日本の歴史を記した貴重な書物を作り続けました。
100名城スタンプ
今回は弘道館の料金所で100名城スタンプを押しました。
弘道館の料金所に100名城スタンプが設置されてます
【時間】 9:00~17:00(2/20~9/30)
9:00~16:30(10/1~2/19)
【休み】 12/29~12/31
【料金】 200円
【場所】 水戸市三の丸1-6-29
【アクセス】水戸駅北口から徒歩約8分
【電話番号】029-231-4725
終わりに
ここまでが水戸城さんぽ編になります。
今回水戸城を見て回りましたが、水戸城の見どころは主に薬医門、二の丸角櫓、弘道館になるかと思います。
特に弘道館は歴史もあり、建物の様子だけではなく貴重な展示物などもあり見ごたえがありました。
また水戸城は一般道などを交えて散策する感じで敷地も広かったですが、その分見どころも多かったです。薬医門、二の丸角櫓、弘道館だけではなく綺麗な白い壁が続く学の道も雰囲気としては好きでした。
また水戸に来た際はぜひ水戸城に寄ってもっと水戸城を散策したいと思います。