100名城さんぽ

日本100名城さんぽ/戦国の世に思いを馳せて

日本100名城と大河ドラマのサイトになります。100名城の基本情報からや実際に城廻りをした際のことを載せています。皆さんの城廻りの一助になれれば幸いです!

水戸城/弘道館/お城の基本情報やイベント、周辺施設の紹介/日本100名城(茨木県水戸市)

f:id:a-map:20190121180232j:plain引用:弘道館事務所

 

日本100名城の城址スタンプ廻り、観光さんぽの城紹介編になります。ここでは水戸城(弘道館)について紹介しています!(2019年1月時点)

 

 

日本100名城/メニュー表

 

どんなお城?

f:id:a-map:20190121180253j:plain引用:水戸観光コンベンション協会

 

水戸城は城跡となっており、弘道館が特別史跡として残っています。そして水戸城は徳川御三家の一つ水戸徳川家の居城で日本最大級の土造りの城でした。


その水戸城は平安時代の終わり頃から鎌倉時代の初期にかけて馬場氏によって築城され馬場城とも呼ばれていました。そして江戸氏が居城となった際に水戸城と改称し、その後豊臣秀吉傘下の佐竹氏が攻め落とし佐竹氏の居城となります。


そして関ヶ原の戦い後は徳川家の居城となり、家康の五男武田信吉、家康の十男徳川頼宣、家康の十一男徳川頼房と所有者が変わりますが徳川頼房は水戸徳川家の始祖となりました。その後徳川頼房は二の丸に三階物見を建設したり、三の丸の整備をしたりと水戸城を拡充しました。そして9代藩主の斉昭が医療などを含めたあらゆる学問を学べる弘道館を開きます。更に斉昭は城の西部に日本三名園の一つ偕楽園まで造っています。


こうして充実した城になっていった水戸城ですが1871年に廃藩置県で廃城となります。その後も水戸城は水戸のシンボルでしたが1945年に戦災で焼失してしまいました。その後1952年に残った建物である弘道館が国の特別史跡になり、2006年日本100名城(14番)に選ばれました。

 

基本情報

f:id:a-map:20190121180306j:plain引用:水戸観光コンベンション協会

 

天下の副将軍の城(日本100名城、14番)

 

★築城

平安時代の終わり頃
1190年~1198年に馬場資幹によって築城されたと言われています。

 

★城主

馬場資幹 馬場城(のちの水戸城)200年統治
江戸通房 水戸城に改称
佐竹義重 1590年攻め落とす(豊臣秀吉の傘下)
武田信吉 徳川家康の五男(関ヶ原の戦い後居城)
徳川頼宣 徳川家康の十男
徳川頼房 徳川家康の十一男(水戸徳川家11代約260年の始祖)
1871年  廃藩置県で廃城

 

城主について

f:id:a-map:20190121180402j:plain引用:弘道館事務所

 

水戸城の城主についてですが、ここでは水戸徳川家の徳川光圀をピックアップしていこうと思います。


徳川光圀は2代目水戸藩主で、時代劇の水戸黄門としても有名ですね。時代劇のおかげもあってか徳川光圀は戦国時代の中でもトップクラスの知名度だと思います。


さてこの水戸黄門ですが天下の副将軍と呼ばれて、時代劇では印籠をみせて黄門さま~と住民がひれ伏すわけですが、実際に天下の副将軍としての立ち位置にいたのか?ということです。これについては副将軍という役職はないものの本当に徳川光圀は天下の副将軍としての立場と認知をされていたようです。但しこれは光圀だけが天下の副将軍ではなく、水戸の藩主は天下の副将軍という意味のようです。そのため徳川光圀も天下の副将軍だったわけですね。


ではなぜ水戸藩は天下の副将軍の立ち位置に居られたのか。これは水戸藩主が代々水戸藩におらず江戸に常駐していたことが理由だったようです。水戸藩は参勤交代も免除され特別待遇をされて、将軍の傍にいたため実質上は副将軍、またはそのくらいの偉い人というイメージが当時の人に知れ渡ったんでしょう。


更に黄門というのはいわゆる役職名になります。中納言=黄門(中国名)となるので水戸黄門というのも何人かいたわけですね。その中で徳川光圀が時代劇の水戸黄門として代表されているわけです。そして徳川光圀も基本的には江戸にいました。そのため時代劇のように全国を周っていたわけではないようです。しかしこれには諸説もあり隠居してからは旅をしていたという話や家臣達が全国を周ったなど様々な説があります。でも個人的には徳川光圀が水戸黄門として全国を周り、見聞を深めたり悪人退治をしててくれたら嬉しいなと思います。


そして徳川光圀は好奇心が強いことでも有名です。更にグルメだったこともありラーメン、餃子、黒豆納豆など日本で最初に食べた人物だと言われています。そしてラーメンを気に入って作らせて水戸藩ラーメンを生みだしましたといわれています。

 

見どころとイベント

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引用:偕楽園

 

★見どころ

弘道館と偕楽園には多くの梅が植えられており梅の名所となっています。しかし偕楽園のほうがイベントが多いためここでは主に偕楽園のイベントを紹介していきます。但し梅まつりは偕楽園・弘道館と同時開催となっているので弘道館でも楽しめるイベントもあります。

 

★イベント

水戸の梅まつり(2/20~3/31頃)
偕楽園と弘道館の両方で行われて、120年以上の歴史があるお祭りです。毎年開催されており全国から多くの人が訪れます。


水戸の桜まつり(4/1~4/15)
梅の花が残る中で、桜を見ることができます。また高さ16メートルの大きな山桜は圧巻の光景です。


水戸のつつじまつり(4月下旬~5月中旬)
約380株のつつじが咲き誇り、茶会なども開催されます。


水戸黄門まつり(8月第1金曜~日曜)
千波湖で約5,000発の花火が打ち上げられ山車巡行 、神輿渡御 、水戸黄門パレード、市民カーニバルなどのイベントが開催されます。


水戸の萩まつり(9/1~9/20頃)
紅紫色や白色の花が咲き渡り、俳句大会や野外琴の会などが開催されます。更に偕楽園が夜まで開放され幻想的な光景を楽しむことができます。


もみじ谷のライトアップ(11月初旬)
鮮やかな紅葉だけでなく夜のライトアップも楽しめます。

 

周辺施設

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引用:ダイワロイネットホテル水戸

 

水戸城の周辺には人気のスポットもたくさんあります。ゆかりある場所、食事処、宿泊施設などを紹介していきます!

 

★ゆかりの物

水戸黄門・助さん・格さん像
水戸駅北口から出てすぐの場所にあります。

 

★食事やおみやげ

納豆なんでも展示館
水戸で一番の老舗で、納豆の起源や水戸納豆の歴史について知ることができます。隣接店舗で商品の販売もしています。


水戸藩ラーメン
徳川光圀が生みだしましたといわれているラーメン。「石田屋水戸藩らーめん」または「偕楽園レストハウス」は水戸駅近くで味わえる水戸藩ラーメンです。もしかしたら黄門様が食べた水戸藩ラーメンに近い味わいを食せるかもしれないです!

 

★その他周辺の観光

常磐神社
偕楽園内にある徳川光圀、徳川斉昭を祀っている神社です。


徳川ミュージアム
偕楽園から歩いてすぐの場所にあり、水戸徳川家ゆかりの美術品・工芸品・古文書類合わせて約6万点がコレクションされています。


茨城県立歴史館
偕楽園の近くにあり、茨城県の歴史に関する資料が公開されています。


千波湖
偕楽園の傍にある1周約3キロのひょうたん型の湖です。貸しボートやレンタサイクルも有料で利用できます。

 

★宿泊

ダイワロイネットホテル水戸
水戸駅から徒歩1分。6500円~から宿泊することができて口コミ評価も高いホテルです。

 

ダイワロイネットホテル水戸

 

コートホテル水戸
水戸駅から徒歩6分。2700円~から宿泊することができてとてもリーズナブルです。

 

コートホテル水戸

 

入場料や場所

f:id:a-map:20190121180437j:plain引用:弘道館事務所

 

弘道館の料金所に100名城スタンプが設置されてます

 

★水戸城

【時間】  9:00~17:00(2/20~9/30)
      9:00~16:30(10/1~2/19)
【休み】  12/29~12/31
【料金】  200円
【場所】  水戸市三の丸1-6-29
【アクセス】水戸駅北口から徒歩約8分
【電話番号】029-231-4725

 

 

まとめ

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引用:偕楽園

 

水戸城は徳川御三家の一つの居城でありながらも幕府に遠慮して天守は建てらずかなり質素なお城だったようです。その背景には幕府の手前や参勤交代を行わず藩主は基本的に江戸に常駐した特別な藩であったことなどがあるようです。


そんな水戸城は戦災でなくなるまで水戸のシンボルだったようですし、現在も水戸黄門まつりが開催されるなど過去から現在に至るまで地元の人に親しまれてきたお城だったんだと思います。


また現存する弘道館は様々な学問が学べる高等教育施設だったのに学費は無料で、先生は合計100名前後、生徒は約1,000人いたようです。更に徳川慶喜も弘道館教育を受けています。そのことからも当時本当に素晴らしい施設だったことが伺えます。弘道館は今も見ることができるのでぜひとも足を運んでほしいと思います。

 

周辺の城

13.白河小峯城

14.水戸城

15.足利氏館/鑁阿寺

 

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