引用:NHK
前回のあらすじ
信長は裏切った荒木勢を粛正するため有岡城攻めを決定する。そして信長は家臣たちに有岡城に立てこもる荒木勢を女子供関係なく皆殺しにせよと命じる。それを聞いた光秀はそれでは人がついてこないと言うが信長はその言葉に耳を傾けようとしなかった。
その後信長は光秀が帝と会ったことを言及して、光秀が帝とどんな話をしたのか尋ねる。それに対して光秀は帝との会話は他の人に話せないと返答すると信長は怒りの表情を浮かべる。
麒麟がくる/第43話【闇に光る樹】あらすじ
引用:NHK
1579年、光秀と細川藤孝は丹波の平定に成功する。その後光秀たちは信長に丹波平定の報告をしにいくと信長は丹波平定を喜ぶ。しかしそんな中信長は光秀が許してあげてほしいと願い出た降伏した丹波の武将の首を光秀たちに見せつける。それを見た光秀たちはとても驚いた表情をする。
その後信長は帝の譲位を進めようとしていたが、そのことには光秀を始め藤孝や豊臣秀吉が武士主導の譲位を進めるべきではないと考えていた。しかしそれでも信長は強引に帝の嫡男である東宮を御所から二条の新たに作った住まいに移住させてしまう。
その後1580年、本願寺の顕如がついに降伏して信長に大阪を明け渡す。しかしその後信長は本願寺攻めの総大将である佐久間信盛の働きを認めず信盛を追放してしまう。
その後光秀は悪夢にうなされ眠れない日々が続いていた。その内容は月に向かって伸びている大木を光秀が落とそうとしているがその大木は信長が登っていてもし大木を落とせば信長が死ぬと分かっているがそれでも光秀は大木を切り落としているという悪夢だった。
その後光秀は京へ訪れていた帰蝶と会う。そして光秀は帰蝶に今の信長について斎藤道三だったらどう思うだろうかと尋ねる。それに対して帰蝶は今の信長であれば父はきっと信長を毒殺するだろうと告げる。
その後織田軍と徳川軍は甲斐の武田勝頼を討ち取り甲斐の国を平定する。そして信長や家康は甲斐平定をとても喜ぶ。その後信長は家康を安土城へ招いて宴を開くことにするが、家康はまだ信長を信頼しきれていないため光秀に宴会を取り仕切ってほしいと頼み込む。そして光秀はその旨を受け了承する。しかし信長は自分が家康に信頼されていないことに気がついていて、更に光秀と家康が親密な仲でいることに不信感を抱いていた。
その後宴会が始まると信長は宴会に難癖をつけて光秀を家臣たちの前で叱りつける。それに対して家康は自分は気にしていないから大丈夫だと告げるが、信長はそれでは自分の顔が立たないと言い光秀に対して声を荒げる。そして光秀は信長の傍若無人な振る舞いに険しい顔になる。
麒麟がくる/第43話【闇に光る樹】感想
引用:NHK
さて今回ですが信長が周りの人間に対してキツく当たっている様子とその信長に対して周囲の心が離れていくという話になっていましたね。
まずは秀吉ですが、ここで信長にベッタリだった秀吉がついに信長に対して不満抱いていました。その内容というのが信長の帝に対しての扱いが酷いということでしたが、将軍である義昭に対してあれだけひどい態度をとった秀吉でも帝に対しては全然違う感情抱いていたようですね。これについては今回秀吉は武士は嫌いだけど朝廷に対しては敬う心を持っているという内容のことが言われていました。これはなるほどと思いましたが、秀吉が信長より帝に重きを置いているというのは意外でした。
そして家康ですが、家康は今は信長と協力関係にある大名の中でひときわ大きな存在感を持っています。そんな家康がいまだに信長の事は信頼しきれないけど光秀の事は信頼しているということがわかる話になっていました。これについてはこれまでの2人を見ているとわからなくはありませんが、ただ家康と光秀が親しいことに対して信長がよく思っていないようですね。そしてそのことから今回宴会のトラブルに繋がったようですね。
そして信長ですが、今や敵対勢力という意味ではほとんどいなくなってきました。しかしそんな信長は今度は内側にどんどん敵を作っているという状態になっています。そして信長の腹心でもある秀吉や重要な同盟相手の家康などが信長に対して思うところがあるようです。またそれ以外にもこれまで尽くしてくれた信盛の追放など信長にとってはかなり周りに人がいない状況となっています。そんな中信長は光秀ですら信頼ができなくなっていて今回光秀にとても強く当たってしまいました。信長がどうしてここまで変わってしまったのかと思うところはありますが、もはや信長は最初に出てきたときとは別人かなと思うぐらい人が変わってしまっている感じですね。
そして光秀ですが、もう信長から心が離れてしまっていると言ってもおかしくない状況となっていますね。そのことが1番描写されていたのはやっぱりあの悪夢かなと思いました。信長が落ちるとわかっているのにあの木を切り落とすというのはもはや光秀は信長を斬ってしまっても仕方がないと思っているんでしょう。そんな光秀が反信長に対して最後の一歩を踏み出してしまう理由は何なのかというのが難しいところです。今回を含めて最近は光秀が信長を裏切ってもおかしくない理由はいくつも出てきています。それだけ光秀にとっても今は難しい状況になっているんだなって思いました。
さて今回は周りの人間に強く当たってしまう信長と信長を裏切っても仕方がないような理由がいくつも出てきた光秀となっていました。そして次回の本能寺の変では光秀が信長に反旗を翻す話となっています。更に次回は麒麟がくる最終回となっています。そんな最終回で光秀が最後に信長を裏切るきっかけとなったのはどういったことだったのか、また最後にこの話がどのようにして終わっていくのかというところが気になるところですね。では引き続き先を見ていきたいと思います。
おまけ
引用:NHK
ドラマが終わった後に流れるおまけパートについてです。
今回は八上城跡(兵庫県丹波篠山市)と福知山城(京都府福知山市)についてでした。
丹波富士の名で親しまれている高城山には明智光秀と対立した波多野氏の居城、八上城がありました。
そして光秀は八上城と対面する小山に般若寺城を築いて徹底的に兵糧攻めをしました。そして現在も般若寺城跡には正覚寺があります。
その後八上城を攻略した光秀は続いて黒井城を攻略しついに丹波平定を成し遂げました。
そして光秀が丹波支配の拠点を置いたのが福知山城でした。そして福知山城の天守閣には現在も光秀時代の石垣が残されています。
更に光秀は由良川の治水工事を行うなど城下町の基礎を作り上げました。そして由良川には今も光秀が築いたと伝わる堤防、明智薮が残されています。
また江戸時代から伝わる福知山踊りには光秀のことが伝えられています。そして福知山には今も光秀の面影が息づいています。
交通
八上城跡、登山口
JR「篠山口駅」からバス「十兵衛茶屋」下車徒歩3分
福知山城
JR「福知山駅」下車徒歩15分
主な登場人物
下記の項目画像は[NHK ]からの引用になります
徳川家康(風間俊介)
三河の大名で信長と共に太平の世のために戦っているが、信長に対して恐怖心を抱きどうしても信長を信用しきれずにいる。そんな中光秀のことは信頼し頼っていて、信長が家康への宴会を開催する際には光秀に宴会の取り仕切りを依頼する
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