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麒麟がくる/第37話【信長公と蘭奢待(らんじゃたい)】あらすじと感想(ネタバレあり)大河ドラマ/2020年

f:id:a-map:20201230113134j:plain引用:NHK

前回のあらすじ

光秀は三条西真澄のお供として帝の御所へ出向く。そして光秀は帝と会う事はできなかったが扉ごしに会話をする。


その後甲斐の武田信玄は義昭の再三にわたる上洛の意向を汲んで京へ上洛することにする。そしてまず信玄は三方原に出て徳川家康と対峙する。そして信長は家康の援軍依頼に応じて援軍を出すが家康は三方原の戦いで信玄に敗れてしまう。


その後1573年義昭は畿内の大名を集めて信長と戦うために出兵する。

 

前回のあらすじ【第36話 訣別(けつべつ)】

 

 

麒麟がくる/第37話【信長公と蘭奢待(らんじゃたい)】あらすじ

f:id:a-map:20210114212442j:plain引用:NHK

 

1573年、足利義昭は諸大名と共に織田信長を討つための兵を上げる。そして武田信玄は三方原の戦いで徳川家康を打ち破り京へ向かっていたが、その後信玄は突如甲斐の国へ引き返す。そして義昭は宇治の槙島城に陣を構えていたが信長を倒すため共に戦うはずの朝倉、浅井は一向に姿を表さず信玄も義昭の陣へ来る事はなかった。そして義昭は信長軍にあっさり負けて豊臣秀吉により捉えられてしまう。そして義昭は宇治の枇杷荘に幽閉される。


その後義昭が出陣している間二条城を守っていた三渕藤英が投降する。そして藤英は光秀に自分は負けで光秀は勝ったのだと告げる。それに対して光秀は自分と藤英の間に勝ち負けはない、あるのは紙一重の立場の違いだけだと返答し今後は自分に力を貸してほしいと頭を下げる。それを聞いた藤英は何も答えようとしなかった。


その後信長は武田信玄が三方ヶ原の戦いの後死んだことを知る。その後浅井の重臣が信長に寝返る。それを機に信長は近江へ出陣して朝倉、浅井両軍と戦を始める。そしてこの戦いで信長は朝倉義景は討ち朝倉家は滅亡する。その後信長は小谷城へも攻め込んで浅井家にも勝利して浅井家を滅ぼす。そして240年続いた室町幕府はついに倒れ、群雄割拠の乱世は信長による新しい時代を迎えようとしていた。


その後義昭達と共に信長と対立していた松永久秀が信長に許し求めてくると信長は多聞山城と引き換えに許すことにする。


そして信長は自分の権力を知るため大きなことを成し遂げた者だけが見ることができるといわれる蘭奢侍の拝謁と切り取りをしようと考える。そして信長はその旨帝に願い出ると帝は許可をする。そして信長は蘭奢侍切り取りの儀式を執り行う。そして信長は切り取った蘭奢侍を見て大変喜ぶ。その後信長は蘭奢侍を2つに分割して1つは帝に献上する。しかし帝は信長からもらった蘭奢待を信長と敵対する毛利にあげてしまう。


その後急遽藤英の居城が信長によって取り壊しになり藤英の身柄は光秀の坂本城で引き受けることになった。そして光秀は藤英に今回の事といい時折信長が何を考えているのかよくわからなくなると告げる。それに対して藤英は上の者が何を考えているかわからない時にどのような行動をするのかが部下の裁量だと告げる。そして藤英は坂本城は良い城だなと言って坂本城からの景色を楽しむ。

 

麒麟がくる/第37話【信長公と蘭奢待(らんじゃたい)】感想

f:id:a-map:20210114212445j:plain引用:NHK

 

さて今回ですが信長がついに朝倉、浅井両軍を打ち破ったという話になっていましたね。


そしてまず義昭ですが、義昭は見事に戦に負けて幽閉されてしまいましたね。この戦で義昭は諸大名が来ないことに何故だ何故だと嘆いていましたが、そもそも義昭は何もなしえてないわけですしそうなってしまうのは当然ですよね。また義昭は戦は完全に諸大名頼りで自分たちだけで戦うというつもりがなかったようにも思います。そのため今回の戦はやる前から義昭が負けるという分かり切っていた形になりましたね。それにしても義昭が甲冑を剥がされ素足で連行される姿はかなり悲惨でしたね。光秀もそのことに対してとても心を痛めたようで何とも言えない表情してましたよね。


そして藤英ですが、今回藤英と藤孝の兄弟はお互いに立場が大きく変わってしまいましたね。あくまで幕府に忠誠を誓い最後まで戦った藤英、そして幕府を見限って信長についた藤孝という立場になってしまいました。これについてはその時の勝った負けたもあると思うので判断は難しいですが、藤英がここまで義昭に忠誠を誓っていると思いませんでした。そういう意味では藤英は本当の意味での幕臣だったんですね。そして忠義に熱かったとは言えると思います。ただどう考えても義昭が勝てるという算段はなくそういった意味では藤英は先を見通す目というのは少なかったのかなとも思います。


そして朝倉家、浅井家ですがついに両家は信長に完全敗北をして滅亡することとなってしまいました。ここまで信長は朝倉、浅井両軍と長年の戦いを繰り広げてきましたがようやく終止符が打たれたということになりますね。そして信玄もいなくなった今信長としては現在周りに敵なしといった状況になったと思われます。


そして蘭奢侍ですがこういったものがあるということはちょっと初めて知りました。そして信長は自分の権威を確かめるためにこの蘭奢侍を切り取るという行動を起こしました。これが公式に行われたことによって信長は天下に自分以上の武将はいないと知らしめたということになります。信長としてはそういった証が欲しかったというのもあるんでしょうしこの行為自体は全く理解できないという話ではありません。ただこれをしてしまったことにより間違いなく朝廷などから反発が起きてしまうというのはあるでしょう。そして現に帝はすでに信長の行動についてかなり疑問視を抱いているように思います。そのため帝は信長からもらった蘭奢侍のかけらを信長と敵対する毛利にあげてしまいました。これは信長にいずれは伝わるでしょうし、そうなったときに帝は信長に思うところがあるということは伝わるでしょうね。


さて今回信長は天下を纏めあげるのにかなり近づいたという状態になりました。これで信長は山の頂に立ったようにも思いますが光秀としてはここからどんな世の中を作っていくのかというのが重要だと考えているようです。そんな中信長はどのように世の中を作っていくのか、そして信長に対してどうしても疑問を覚えてしまう光秀は信長とどのように接していくのかというところが気になりますね。では引き続き先を見ていきたいと思います。

 

おまけ

f:id:a-map:20210114212449j:plain引用:NHK 

 

ドラマが終わった後に流れるおまけパートについてです。

 

★37話のおまけパート

今回は槙島城跡、推定地(京都府宇治市)と枇杷庄天満宮社(京府城陽市)についてでした。

 

京都府宇治市は戦国武将に愛好されたお茶の生産地として知られています。


そしてかつて宇治川が流れ込んでいた巨椋池には島がありましたが、その島に築かれたのが槙島城でした。そして将軍足利義昭は織田信長に反旗を翻した際、この城に籠城しました。しかし義昭は信長による大軍勢に攻められあえなく降参しました。


そしてこの地には許波多神社の旧社地があり、そこには信長が陣を置いたとされる柳山があります。


そして誓澄寺の毘沙門天は槙島城の守り神として祀られていたものです。この毘沙門天は戦火の中城から持ち出されたと言われています。

 

中世から今も残る枇杷庄天満宮社、槙島城から敗走した義昭はこの地にたどり着きました。


そして京から追放された義昭は流浪を続け、その後鞆の浦で再起を目指しました。


交通

槙島城跡、推定地

JR「宇治駅」下車徒歩20分


枇杷庄天満宮社

近鉄京線「富野荘駅」下車徒歩15分

 

次のストーリー【第38話 丹波攻略命令】

 

 

 

主な登場人物

下記の項目画像は[NHK ]からの引用になります


浅井長政(金井浩人)

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近江の大名で朝倉義景と共に信長と戦っていた。元々は信長の妹であるお市を娶っていたことから信長とは良好な関係だったが、信長が朝倉攻めをした際に信長を裏切って朝倉側についた。そして最後は朝倉家と共に滅ぼされてしまった


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