引用:NHK
前回のあらすじ
光秀は足利義昭が松永久秀と大和の国を争っている筒井順慶に力を貸そうとしていることを知る。そして光秀は久秀と順慶の間に入って和睦を取りつける。
一方甲斐の国に逃げ延びた覚恕は武田信玄に信長に全てを焼きつくされたと嘆いていた。それに対して信玄は覚恕に後は自分に任せてほしい、自分が信長を討ち滅ぼすと意気込みを語る。
麒麟がくる/第35話【義昭、まよいの中で】あらすじ
引用:NHK
1571年、比叡山の戦で1番手柄を上げた光秀は信長から近江の国滋賀を与えられ、琵琶湖のほとり坂本に新たな城を建てようとしていた。
そんな中摂津春門は足利義昭の茶会で光秀を討つ計画を立てる。そして光秀は義昭の茶会に出向くがその際屋敷に細川藤孝が現れて光秀にこの茶会で春門は光秀を討つつもりらしいと告げ茶会には参加せず逃げるようにと忠告する。それを聞いた光秀は藤孝に礼を言うと義昭に会うため屋敷の奥へ進んでいく。
その後光秀は屋敷で春門の家臣に襲われ傷を負いながらも何とか義昭の部屋までたどり着く。そして義昭は人払いをすると光秀と義昭は二人きりとなり昔話をする。そして光秀はそろそろ古き者は取り払うべきではないかと言い春門を切る時が来たと告げる。それに対して義昭は迷うが最終的には光秀の説得に応じることにする。そして義昭は三渕藤英を呼び寄せると春門を捕えるように命令する。その後藤英は藤孝の家臣を連れて春門の元へ行くと抵抗する春門を捕える。
その後光秀は伊呂波太夫の元へ行く。そして光秀は伊呂波太夫に帝の話を聞きたいと言うと、伊呂波太夫は帝のことが知りたいのであれば帝に仕える三条西真澄を紹介しようと告げる。そして光秀は伊呂波太夫と共に真澄の元へ行くことにする。その後光秀は真澄と面会する。
その後真澄は帝の元へ行くと帝は光秀が真澄の元を訪れたことを知っていた。そして帝は真澄に光秀はどんな人物かと尋ねると真澄は光秀の印象を語るがその様子を見て帝は真澄が光秀では気に入ったのであろうと告げる。そして帝は真澄に機会があれば光秀を御所へ連れてくるようにと命じる。
その後光秀の家に伊呂波太夫が現れる。そして伊呂波太夫は光秀に真澄が自分のお供で帝の御所へ連れて行くと言っているが一緒に行きたいかどうかと聞いてこいと言われたと告げる。それに対して光秀は真澄のお供で御所へ行くことにする。その後光秀は真澄の家で御所へ行くための支度をする。
麒麟がくる/第35話【義昭、まよいの中で】感想
引用:NHK
さて今回ですが光秀暗殺未遂と光秀が帝との結びつきを持てるかもしれないという話になっていましたね。
まずは光秀ですが、光秀はなんで坂本城に行くことについて気が進まないのかなと思っていたんですけど、坂本城に行けるのは光秀だけで家族は京で人質として残ることになっていたからだったんですね。光秀にとって出世よりも家族といる時間の方が大切にしたかったということで気が進まなかったんでしょう。光秀らしいといえば光秀らしいですしなるほどなと思いました。
そして義昭は相当追い詰められているようですね。もはや全ては春門の言いなりという状況のようです。まあしかしこれは仕方のないところもあるのかもしれないですね。そもそも義昭は僧侶として武士たちとは全く違う生活をしていたわけですしそのことを考えると武士社会のことについてはまるで知識がないので内政が何もできないというのも理解ができます。つまり義昭では将軍を務めるのは難しかったというところですね。もし幕府のことを考える有能な部下がいたら事態は変わっていたかもしれませんが、結局内政の中心が春門たちでは義昭の行く末がある程度決まっていたんでしょうね。
ただそんな春門はここまでになってしまいました。春門は腐敗した幕府の中枢にいる典型的な汚職官僚といった感じでしたね。ただあの地位まで登れたのは能力があったからだと思いますし節々でそれを感じられるところもありました。そのため春門の能力をうまく生かすことができたり、またうまく生かすことができる上司がいたらよかったなと思いますが義昭ではやはり春門を使いこなすというのは難しかったんでしょうね。
そして何とか暗殺未遂から助かった光秀はその後帝に興味を持ち始めました。そして伊呂波太夫という人脈を通じて帝と会えることになりました。本来は信長ですら帝とはなかなか会うことができないということのようなのでただの武将である光秀が会いに行けるというのは相当破格の扱いなんでしょうね。ただ光秀はとても評判が良く帝はすでに光秀の名前を知っていました。そのため元々帝は機会があれば光秀に会ってみたいと思っていたんでしょう。
さて今回ですが光秀は暗殺されそうになりながらも逆に暗殺を計画をした春門が失脚するという形になりました。しかし義昭はあくまでも信長が嫌いでこれで幕府と信長が対立しないというわけではなさそうです。また実質的な政所のトップであった春門がいなくなったことで内政がしっかり回るのかというところも気になるところです。では引き続き先を見ていきたいと思います。
おまけ
引用:NHK
ドラマが終わった後に流れるおまけパートについてです。
今回は常泉寺(愛知県名古屋市)と頭陀寺城跡、松下屋敷跡(静岡県浜松市)についてでした。
愛知県名古屋市は木下藤吉郎、後の豊臣秀吉が生まれ育った地です。しかし秀吉の前半生は謎に包まれています。この場所には豊國神社や豊臣秀吉母宅跡、日之宮神社などがあります。
そして常泉寺は藤吉郎が姉妹と共に育った家の場所に建立されたと伝わっています。境内には豊太閤産湯の井戸が残されています。
武士になるため家を出た藤吉郎は今川氏配下の頭陀寺の侍、松下家で武家奉公していたと言われています。そして頭陀寺内には今も松下稲荷堂が残されています。また松下屋敷跡、頭陀寺城跡などがあります。
その後信長の元で次々と武功を上げていく秀吉はやがて偉業を成し遂げました。
交通
常泉寺
地下鉄東山線「中村公園駅」下車徒歩15分
頭陀寺城跡、松下屋敷跡
JR「浜松駅」からバス「頭陀寺」下車徒歩5分
主な登場人物
下記の項目画像は[NHK ]からの引用になります
三条西真澄(石橋蓮司)
帝に仕える人物で万葉集、古今和歌集など様々な書物に通じている。伊呂波太夫を通じて光秀と知り合うことになるが光秀の人物性に興味を持ち、気にいっている様子を見せる。そして帝と光秀を繋ぐことにする
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