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麒麟がくる/第3話【美濃の国】あらすじと感想(ネタバレあり)大河ドラマ/2020年

f:id:a-map:20201230112009j:plain引用:NHK

前回のあらすじ

尾張の織田信秀が美濃へ攻め入るが、斎藤軍は道三の一計で織田軍の撃退に成功する。


その後道三の元に帰蝶の夫で美濃の守護である土岐頼純が訪れる。そして道三は頼純がひそかに信秀と手を結び裏切っていたことを問いただすと、頼純は道三は美濃のトップに相応しくないと怒りだす。それに対して道三は頼純を落ち着かせた後に頼純に毒を飲ませて毒殺する。

 

前回のあらすじ【第2話 道三の罠(わな)】

 

 

麒麟がくる/第3話【美濃の国】あらすじ

f:id:a-map:20200204153445j:plain

引用:NHK

 

斎藤軍が織田軍を撃退してから半年が経ち光秀達はいつもの日常を送っていた。


そんな中帰蝶は父親である道三が夫の頼純の謀反を知り殺したことについて頭を悩ませていた


一方道三は頼芸の元を訪れ頼純の代わりに守護になるよう頼むと同時に頼芸を操り人形と呼び険悪な関係が更に悪化する。


そんな中義龍は頼芸などその他多数の武将から期待をされ、道三にとって代わり美濃を収めるべきだと思い始めていた。そして義龍はそのことを光秀に相談し協力を依頼すると、光秀はそうなったときには義龍に協力すると返答する。


片や織田家には頼芸からの手紙が届き、手紙には道三を潰すべく再び美濃へ攻め入ってほしいという内容が記されていた。そして信秀は美濃への進軍を検討するが、そんな中駿河の今川義元が三河へ侵攻しているとの知らせを受ける。そして信秀は今川軍を迎え撃つ準備をし、織田軍と今川軍は三河の小豆坂で交戦する。

 

麒麟がくる/第3話【美濃の国】感想

f:id:a-map:20200204153838j:plain引用:NHK

 

今回は加納口の戦い後の一段落した美濃が出てきましたね。しかし一見人々が平和な日常を送っているようでも裏ではそれぞれが次の準備に向けて動いて謀をしている感じが出ていました。こういうところも戦国物の面白いところですね!


帰蝶の思い


さてまずは帰蝶ですけど、光秀の元に行ったのは光秀の真摯な意見を聞きたかったからのようですね。そんな帰蝶は光秀の元へ向かう途中に木登りをしてリスを捕まえたり怪我をしたりと男勝りなところはありますが、道三の娘として自分の立場をわかっており、その中で難しい立場なため今後の行動に迷っているという感じなんでしょう。


そして帰蝶が一番気にしているのが父親である道三が夫の頼純の謀反を知り殺したことですね。帰蝶はこれについてどう思い、どう行動していいのか悩んでいるんでしょう。こうして見ると戦国の世っていうのは悲惨なものですね。道三の頼純殺しはそれがよく感じられる出来ごとの一つだと思います。


そういえば帰蝶は光秀の家に住んでいたことがあるんですね。帰蝶は一年間光秀の家に住んでいたと言っていましたが結構長いこと住んでいたんですね。だからこそ光秀は気の許せる仲ってことなんでしょうね。


そして帰蝶が光秀の家で駒の治療を受けているときに帰蝶は美濃に伝わる話をして懐かしんでいました。この際駒は帰蝶が話した話を知っていましたが、これは昔助けてくれた人がその話をしていたからのようですね。そしてこのことから駒を助けたのは美濃の人間だと判明しましたが、それが光秀の父、または道三とかってことはあったりするんですかね?それはそれで面白い展開かなって思うんですけど、どうなんでしょうか。


義龍の叛意


そして義龍ですけどこちらも帰蝶同様に道三の子どもですが、義龍は帰蝶とは大分立場が違うようです。帰蝶は道三を立てようとしていますが義龍は道三を疎ましく思っているようです。そして義龍は道三との戦も辞さないという態度をみせ始めています。これは周りが義龍に期待をしているからというのも大きいんでしょう。そのため義龍もその気になっていて光秀にも既に道三攻めの際は加勢をしてほしいと依頼をしていました。


問題は義龍が本当に行動を起こして道三に戦を仕掛けるのか、また戦を仕掛けるタイミングと勝てるのかというところですね。


義龍は道三は戦が強いが内政には疎く国を上手く運営できていないと言っています。しかし国を回すというのは大変なことで内政だけでなく外敵からも国を守らないといけません。現に半年前には織田軍から攻められていますからね。そのことを考えたときに義龍が内政、外敵からの守りなど国を守っていけるのかも疑問があります。


しかしいざとなれば義龍は動く流れでしょう。今後義龍がどのように考え動いて行くのかも注目なところですね。


道三の動き


そして肝心の道三ですが、今回は頼芸の元へ行き、頼芸に操り人形は殺さないと言っていました。この発言は頼芸の反感を強く買ったわけですが、道三は他者に対しても今回のような態度をこれまでずっと続けてきたんでしょうし、いくら敵を作っているのかもはやわかりません。道三は確かに戦は強いんでしょうけど義龍の言うように内政やその他で欠けているところがあるのも確かでしょう。


しかし道三は頼純の裏切りも知っていましたし義龍の怪しい動きにも気がついていそうです。この抜け目のなさも道三の強みであり、やっぱり今のところ道三は役者が違うというか存在感を持った大物だと思います。そんな道三が今後どうなっていくのかも気になるところですね。


それにしても道三は上司に当たる頼純を討っていますし下剋上の代名詞になったのはわかりますが、そんな道三が義龍に討たれるなんてことになれば斎藤家は道三だけでなく一族が下剋上の一族ということになります。そうなると斎藤家はとても悲しい運命の一族でもあるかなって思います。しかし下剋上をするということはされる恐れがあるもの必然で、それこそが戦国の世って感じなんですかね。


終わりに


さて今回ですが美濃の中が乱れ始めている感じが出ていましたね。そんな中斎藤家は帰蝶の立場、義龍の立場、道三の立場と親子のそれぞれの思いが交差した話だったかなって思います。


今後は斎藤家のそれぞれがどういう行動を取っていくのかが気になるところですが、それ以上に斎藤家と深い関係のある光秀もどういう立場でどう行動していくのかが問われることになってきますね。


戦国の世では判断ミスは即命取りとなってしまいます。そんな中でそれぞれがどう考えて行動していくのかが注目です。


それにしてもまた織田軍が美濃を攻めるのかなって思ったら今度は今川軍が織田軍へ攻め入りました。こうして一方向からだけじゃなく色んな角度から攻撃が来てそれぞれの思いが入り乱れるのも面白いですね。そういえば今川義元というと麻呂のように表現されることも多いかと思いますが、今作では威厳のある戦国武将といった感じで海道一の弓取りの貫禄が出ていました。やっぱり今川義元も戦国武将だったわけですし、今作のような表現のほうもいいなと思いました。引き続き先の展開を期待して見ていきたいと思います。

 

おまけ

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引用:NHK 

 

ドラマが終わった後に流れるおまけパートについてです。

 

★3話のおまけパート

今回のおまけは土岐一族についてでした。


岐阜県瑞浪市は土岐一族の居場所だったと言われいています。この地には土岐川や土岐氏一日市場館跡(一日市場八幡神社)など土岐家に縁のある場所があります。また頼芸が築いた館の一つ、枝広館跡は現在の長良公園にあったと言われています。


そんな土岐一族は鎌倉時代にこの地に来て土岐を名乗ったと言われており、室町時代には足利将軍を支える武士団として活躍し幕府と繋がりを持ちました。


そして土岐一族の桔梗紋は土岐一族の始祖・土岐光衡が兜に桔梗を刺して戦ったところ敵を打ち破ったことにちなんで家紋にしたと言われています。そして土岐一族の分家筋である明智家も桔梗紋を用いていました。


交通

土岐氏一日市場館跡

JR「瑞浪駅」下車5分


枝広館跡(長良公園)

JR「岐阜」からバス長良公園前下車すぐ

 

次のストーリー【第4話 尾張潜入指令】

 

 

 

主な登場人物

下記の項目画像は[NHK ]からの引用になります


斎藤義龍(伊藤英明)

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斎藤道三の長男だが正室の子でないことに負い目を感じている。また道三からはぞんざいに扱われることも多く、そのことに対してもよく思っていない。しかし周りは義龍に期待をする者が多く、義龍はその声にも応えて自分がトップになり変わるべきではと思い始める


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