引用:NHK
前回のあらすじ
1565年京都で足利義輝が三好長慶の息子によって襲撃を受けた。そしてこの永禄の変で足利13代足利義輝はその30年の生涯を終えた。
更に永禄の変によって将軍の座は空位となった。そんな中将軍を倒した三好一派は将軍の弟義昭を幽閉して自分たちが思いのままに操れる義栄を擁立しようとしていた。そんな中松永久秀は義昭を興福寺から救出する。
麒麟がくる/第25話【羽運ぶ蟻(あり)】あらすじ
引用:NHK
1566年、覚慶は還俗して足利義昭を名乗り朝倉義景を頼って越前へ向かった。しかし義昭たちは義景に敦賀で留め置かれ半年以上の月日をそこで過ごすこととなった。そんな中細川藤孝と三渕藤英は足利義栄が義昭より先に征夷大将軍への立場に近づいていることに焦りを感じていた。
一方織田信長は美濃から斎藤龍興を追放し美濃の平定を成功させていた。そして美濃は信長の支配下となる。その後光秀は信長に会うため稲葉山城へ向かう。そして光秀は信長と面会すると二人は太平の世にするためには大きな国が必要だという話になる。そして信長が光秀にどうすれば大きな国ができるか尋ねると、光秀は大きな国を作るなら次期将軍である義昭を手助けして上洛することだと返答する。そして信長は義昭は光秀から見て将軍の器たる人物かと尋ねる。それに対して光秀は沈黙する。
その後光秀は越前へ戻ると家に細川藤孝と足利義昭がいた。そして光秀は義昭と話をするが、その際義昭は自分の力を弱いが周りに支えてもらえれば将軍になることもできるし、自分が将軍になることで弱き民を救うこともできると告げる。更に義昭は弱き民を助けるためにも義景に良きに伝えてほしいと続ける。それを聞いた光秀は以前義昭に感じた印象とは全く変わり、義昭が将軍にふさわしい器かもしれないと思い始める。
その後光秀は義景の元へ行く。そして光秀は義景に再度義昭に会ってみて以前と印象が変わったと告げる。そして義昭は将軍にふさわしい器かもしれないと続ける。それを聞いた義景は覚悟を決める。そして光秀に松永久秀から手紙が届き、手紙には信長と一緒に義昭を支えて京都へ上洛すれば良いという内容が書いてあったと告げる。そして義景は義昭を支えて京へ行くことにしたと告げる。
しかしそんな中京では足利義栄が14代将軍に任命されてしまう。
麒麟がくる/第25話【羽運ぶ蟻(あり)】感想
引用:NHK
さて今回ですが足利14代将軍の座をめぐってそれぞれが思惑を巡らせて動いているといった状況でした。
そんな中京の東庵と駒ですが、東庵が駒の悩みに対してどちらも悪くないし丸薬はみんなを助ける素晴らしい薬だと言っていたところが深いなと思いました。こういうことが起きた時って正直どっちが正しいか正しくないかっていうのは難しい判断だったりすると思うんですよね。ただ重要なのは悩んでいる駒に対して救ってあげられる言葉をかけられるかというところだと思うんですよね。そういう点ではこの東庵の出した答えは素晴らしいものがあるなと思い大変勉強になりました。
そんな東庵は格安や無料で治療もしますしこうした良いことも言える素晴らしい人物だと思います。それだけに後はギャンブル中毒とお金にだらしないところがなければ最高なんだけどなとも思うのですが、ある意味ではそこが東庵にとっての個性でもある気もするのでまあ仕方ないところなのかもしれないですね(笑)
そして義景ですが今回上洛を決めたことでかなり大名として有能なようにも見えてきました。しかし最後の嫡男を扱うあの親バカぶりを見たときにやはりどこか足りない人物なのかもしれないとも感じましたし、もし朝倉家が義景の後まで続いたとしてもあの育て方では朝倉家の将来は不安なものになるのではないかなと思いました。
そして光秀ですね。前回義昭に対して相当将軍の器ではないと感じた様子を見せていました。しかし義昭の弱き民を助けたいというその目標に心打たれて義昭についていこうと思い始めたようにも見えました。そして光秀が義昭を推薦したことで義景も動くこととなりました。おそらく今回の流れから信長も光秀の推薦で動くこととなると思います。そうなってくると義昭の次期将軍への道も近づいてくるという所ですがそんな中14代将軍に義栄がなってしまいましたね。
さて今後は朝倉家と織田家の上洛がどうなるのか、また義昭が今後どのような流れをとっていくのかというところが注目ポイントとなっていきます。また信長の家臣への誘いを断った光秀ですが最終的にはどういった立ち回りをしていくのかというところがやはり1番気になるポイントです。ここから更に光秀の立場も上がっていくと思うので、立場のある中での光秀の動きも楽しみに先を見ていきたいと思います。
おまけ
引用:NHK
ドラマが終わった後に流れるおまけパートについてです。
今回は織田信長公居館跡についてでした。(岐阜県岐阜市)
美濃を攻略した織田信長は義理の父斎藤道三が築いた稲葉山城へ入りました。
そして消失した斉藤氏の居館跡を大改造して作られた信長の館にはいくつもの庭園があったと言われています。また自然の岩盤を生かした庭には滝が流れ、巨石列もありました。そして地上の楽園といわれたその館は賓客を迎える迎賓館であったとも言われています。
そして信長は長良川の鵜飼を接待の場として用いて漁師に鵜匠という名を与えて保護したと言われています。また信長は更に新しい町作りに励み、井ノ口と呼ばれた地を中国の故事にちなみ岐阜と言う名前に変更しました。
こうして美濃の新たなの領主となった信長はこの地を拠点に上洛を目指しました。
交通
織田信長公居館跡
JR「岐阜駅」からバス「岐阜公園歴史博物館前」下車、徒歩3分
主な登場人物
下記の項目画像は[NHK ]からの引用になります
朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)
朝倉家の領主で越前を収めている。抜けているところがあるようにも見えるが意外に考えた行動していて光秀の動きにも気を配っている。しかし嫡男にはとても甘くしている様子が見受けられる
ユーネクスト
ユーネクストならいつでも大河ドラマを見ることができます。また借りに行く手間もありません。まだ登録していない方にはオススメです。
ツイッター
Twitterで記事更新の通知などしていますのでフォローしていただけたら嬉しいです。