引用:NHK
前回のあらすじ
尾張と三河の国境で争っていた織田家と今川家は足利義輝の仲立ちもあり和睦をした。そしてその結果今川家は劣勢だった織田家から重要な拠点を手に入れた。その後信秀は死亡する。
一方美濃では光秀が熙子にプロポーズをする。その後光秀と熙子結婚をして婚儀を済ませる。
麒麟がくる/第13話【帰蝶のはかりごと】あらすじ
引用:NHK
光秀は道三の元へ行き、頼芸との戦争はするべきではないと意見を主張する。それに対して道三は本気で頼芸と戦をするつもりはないと返答する。そして道三は頼芸には穏やかに美濃を出て行ってもらう告げる。
その後頼芸は鷹狩りへ行こうとするが鳥小屋の鷹が皆殺しにされていることを知る。そして頼芸は道三に恐れをなして美濃を出ていく。その後梯子を外された義龍は道三の元へ行き、両者は言い争いになる。そして深芳野が二人の間に入るが、道三は義龍にそろそろ家督を譲ろうと思ったがそうもいかないようだなと告げその場を後にする。
一方東庵と駒は駿河を目指していたが、二人は道中で休んでいる最中に木下藤吉郎と出会う。そして藤吉郎は駒に文字が読めないと出世できないから文字を教えてほしいと頼み込む。それに対して駒が本に書いてある文字を教えると、藤吉郎は意味がわかって嬉しそうにはしゃいで木に登る。それを見て東庵と駒はいぶかしげな顔をする。
片や尾張では信長が家督継いだことで内輪揉めが起こっていた。特に信長と彦五郎の対立は激しく、その対立を収めようと信長の家老平手が切腹をしたが両者の争いが収まることはなかった。そんな中信長の元に道三からの手紙が届き、手紙には道三が信長との面会を所望する旨が記されていた。それに対して信長は道三を信用できずに断ろうとするが、帰蝶が断れば和睦が破棄されると進言して信長は道三との面会に行くことにする。
その後1553年4月、道三と信長は聖徳寺で会うことになる。そして信長は聖徳寺に向かうための身支度をしていたが、帰蝶は鉄砲兵を信長のために用意し、道三が好むであろう着物を信長に渡す。その後信長は聖徳寺へ向かう。その後道三達は一足先に聖徳寺近くへたどり着くと付近に隠れて信長達を待ち伏せていた。そして道三は光秀達に信長が会うに足らん人物だと判断したら隠れている兵と共に聖徳寺で信長を討ち取ると告げる。その後信長達が現れるが、信長は多くの兵と300を超える鉄砲隊を引き連れ派手な格好で現れる。そして道三はその兵士と信長の出で立ちに驚いて目を見開く。
麒麟がくる/第13話【帰蝶のはかりごと】感想
引用:NHK
今回は混乱する美濃と尾張の情勢の話でしたね。
まずは光秀と道三の面談ですが、道三が光秀に自分を嫌いかと尋ねたときに光秀がどちらかというと嫌いだと応えたのは凄いなって思いました。これってなかなか言えることではないですよね。これは本音を言っていいのか判断が難しかったところかもしれないですけど、これが光秀の人間性なんだなって感じることができました。その後道三は光秀に頼芸と戦をするつもりはないと言い信秀の死で情勢が変わることを気にしていました。更に道三は道三を嫌いで戦うかもしれないとまで言った光秀に鉄砲組の組長をまかせると言いました。これはかなり度量がないとできないことだと思うので道三はやっぱり人の上に立つ器だと感じました。この道三がどうしてここまで嫌われているのかはちょっと不思議になってしまうところもあります。
その後頼芸は道三の脅しに腰が抜けてあっという間に美濃を出ていきました。頼芸はよっぽど道三が怖かったんですね。そんな頼芸は美濃の武将にはかなり人望があったのでもう少し上手い立ち回りはできたと思うんですけど残念でしたね。そしてこのことで梯子を外された義龍は道三と言い争いになりましたが、この際道三が高正に言った「言葉は刃物ぞ、気を付けて使え」ってセリフは印象的でした。これは名セリフですし確かにその通りだなって思います。
そしてこのタイミングで道三が信長に面会することになりました。二人とも曲者ですが最後の信長の行列は見事でしたね。早く道三との面会が見たいとワクワクしました。
そしてまたも主要な人物が出てきました、木下藤吉郎、後の秀吉ですね。藤吉郎は人懐っこくて努力家だけどどこか癖のある感じが出ていました。そして藤吉郎が文字を教えてもらう際、東庵ではなくどうしても駒に文字を教えてもらおうとしていたところは女好きな雰囲気がすごく出ていましたね。この藤吉郎が信長や光秀とどう絡んでいくのかも楽しみです。引き続き先を見ていきたいと思います。
おまけ
引用:NHK
ドラマが終わった後に流れるおまけパートについてです。
今回は鷺山城跡と法雲寺についてでした。
岐阜県岐阜市には一時頼芸の居城だったと言われている鷺山城があります。そしてこの鷺山城からは稲葉山城(現・岐阜城)を望むこともできます。そして守護土岐氏が納めていたこの地はかつての美濃の中心地でした。
しかし土岐一族は家督を巡る骨肉の争いが絶えませんでした。そして頼芸は道三の力を借りて守護の座につきましたが、頼芸は力を増す道三を前に実権のない形だけの守護となりました。
そんな頼芸は鷹をこよなく愛し多くの鷹の絵を残しています。その絵は土岐の鷹と呼ばれるほど高く評価されていて、土岐頼芸の作と伝わっている絹本著色・鷹の画は南泉寺に残されています。
そして岐阜県絹斐川町には土岐頼芸の菩提寺法雲寺があります。
頼芸は美濃を追放され各地を転々としましたが、再び美濃に戻ったのは晩年のことでした。かつての家臣稲葉氏によって頼芸は美濃に戻ることができました。そして頼芸は81歳のときこの地で静かに息を引き取ったと伝えられ、頼芸の墓は今も残されています。
交通
妻木城跡(本丸跡)
JR多治見駅からバス「妻木上郷」下車、徒歩40分
主な登場人物
下記の項目画像は[NHK ]からの引用になります
土岐頼芸(尾美としのり)
源氏の血を組む土岐家の人間で美濃の守護。骨肉の争いが絶えない土岐一族の中で道三の力を借りて守護の座まで上り詰めたが、道三に実権を奪われ道三を憎んでいた。そして道三を暗殺しようとするが失敗し、美濃から出ていくこととなる
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