日本100名城の城址スタンプ廻り、観光さんぽ実体験レポートになります。100名城を廻ると47都道府県を全て巡ることになります。この日本一周の旅をマイペースに綴っていけたらと思うのでよかったら気楽に目を通してみてください!
今回は佐倉城に行ってきたので、その際のさんぽあしあとを紹介していきます。尚、今回の城さんぽレポートは下記の計3ページとなっています。
ここでは佐倉城.城さんぽ編として佐倉城址公園内を紹介しています!(2020年6月)
マップ
佐倉城マップです。
スタート 京成佐倉駅
①入り口(田町門跡付近)
②国立歴史民俗博物館
③へび坂(本丸への道は封鎖中でした)
④本丸
⑤佐倉城址公園センター
⑥姥が池
⑦菖蒲園付近から城を出る
上記の順番で回りました。
田町門跡
今回は京成佐倉駅から佐倉城址公園へ向かいました。佐倉城址公園への入り口は何か所かありますが、駅から道沿いに進んだらおよそ徒歩15分ほどでこの場所にたどり着いたのでこちらから中に入りました。
またここから車の出入りもできます。尚、他にも車で出入りできる出入口はあります。
ちなみに佐倉城と国立歴史民俗博物館は同じ敷地内にあります。ただこの日は国立歴史民俗博物館が臨時休館中だったので国立歴史民俗博物館の中を拝見することはできませんでした。
敷地内に入ってすぐ左に田町門跡がありました。遺構は残されていませんが看板で跡地を知ることはできます。
また近くに佐倉連隊跡案内図もありました。
更に先に進むとかなり貫禄のある木が立ち並び、その木の周辺に数名のカメラを持った人たちがいました。そしてカメラはプロが持つような長い一眼レフのレンズが取り付けてあり何かを撮影しているようでした。
凄く気になったので何を撮影しているか聞いたところアオバズクというフクロウがいたようです。野生のフクロウって今まで遭遇したことなかったんですが、意外なところにいるものなんですね。
そして野生のフクロウがいる付近にあった外堀と橋です。こちらからも佐倉城内へ入ることができます。雰囲気的にはこっちのほうが城跡公園の入り口って感じがしますね!ただ車の場合はこちらからは入ることができません。
国立歴史民俗博物館
フクロウを見た後は国立歴史民俗博物館方面へ向かいましたが、道中の草むらに不穏な看板がありました…。
小さくて看板が読めないかもしれませんが マムシ注意の看板です!この看板はちょっと心配になりますね。歩いててちょくちょく人を見かけるのでそう簡単にマムシは出ないと思いますし、もしもときはすぐに助けは呼べると思いますが…それにしても不安になります(汗)
ただ舗装されている道は画像の通り広い道でマムシが出るようには感じません。草むらに入らなければそんなに心配はないのかなって思います。
更に進むと円勝寺跡がありました。現在は看板で位置がわかる状態といった感じのようですね。
そして椎木曲輪の看板もありました。
国立歴史民俗博物館前です。奥にある建物が国立歴史民俗博物館です。今日は休館日なのでこのまま先に進もうと思います。
へび坂
国立歴史民俗博物館前まで来ると本丸もだいぶ近づいてきます。看板を見ると本丸へは二通りのルートがありますが、へび坂から大きく回って本丸へ向かおうと思いました。
こうして所々に進行方向が書かれた看板があるので広い園内も迷うことが少なく回ることができます。
緑に囲まれた園内には花も咲いていたりしてかなり和みます。森林浴ができて疲れた体がリフレッシュできそうです。
椎木門跡の看板もありました。遺構はありませんでしたが看板で場所は知ることができました。
緑に囲まれた道や芝生があり、ほのぼのした風景が続きます。
しばらくするとへび坂へ到着です。なんとなく少し暗い雰囲気になったように感じるのは木々の葉っぱで光が遮られる場所だからでしょうか。
それにしても正面入り口でマムシの看板を見て、この名前の通り…怖いですね。しかしここを通って本丸へ向かうと決めたので思い切ってこの道を通っています。
ちらほら人もいるので大丈夫でしょう…たぶん。これがフラグにならないことを祈って先へ進みます。
舗装された道や舗装されてない道がありますが、所々木漏れ日がありとても雰囲気のいい場所です。ある意味ここが一番自然を感じられる場所かもしれません。
右上の舗装されてない階段は時代を感じる階段ですね。
今、大河ドラマの麒麟がくるを見ているんですが、時代劇にはこうした昔ながらの道が出てきます。でも昔の人は風景を楽しむと同時にいつ敵国に襲われて死ぬのかわからないという状況で日々を過ごしていました。ここも昔は城だったわけで、過去には壮絶な出来事もあったのかもしれません。そう思うと今は本当にいい時代に生きているんだなって思いながら景観を楽しみました。
そして情緒に浸っていると木の幹や土に穴が空いていることに気が付きました…。左下の画像なんですが大丈夫なんでしょう?これは何の穴なのか…おそらく自然にできたただの穴なんでしょう…自分にそう言い聞かせて先に進みます。
そして大きな空堀が出てきました。木漏れ日の中にある空堀はなんとなく幻想的な雰囲気を感じます。
そして更に先に進むと門があり、佐倉城の出入り口となっていました。門の先には駐車場があります。
そしてここでへび坂から本丸へ抜けるルートが現在通行禁止となっていることを知りました。
先ほどの空堀の近くに本丸へ向かうためのルートがあるんですが、少し急な登坂になっていて階段が崩れそうだからなのか立ち入り禁止の看板が置かれていました。
看板がある以上は従わなければなりません。できれば通行禁止ならどこかにお知らせを載せてほしかったです(泣)
へび坂から本丸へのルートは結構距離もあったし、万が一にへびが出たらと思うとちょっともう通るつもりはなかったのですが、先に進めない以上は戻るしかありません。
というわけで来た道を引き返して再び国立歴史民俗博物館前のほうに戻ることにしました。
本丸
国立歴史民俗博物館付近まで戻ってきました。ここにも大きな空堀がありますが、佐倉城はこの空堀が見どころの一つですね!奥に見えるのが国立歴史民俗博物館です。
芝生の中を進みます。ここは犬の散歩をさせている人もいて通っていい場所でした。
その後開けた場所に出ると本丸広場となります。
本丸広場に入るとまず一の門跡が出てきます。遺構は残っていませんが、看板があるので一の門のあった場所を知ることができます。
また近くには土塁についての看板がありました。佐倉城は石垣のない城だったため土塁で城の防御を固めていたんですね。ちなみに近くの丘に登ると外側は深い掘りとなっていました。ただどちらかというと掘りというより崖と谷って深さでした。
そして本丸広場を進むと銅櫓跡がありました。遺構はありませんでしたが看板で銅櫓があった場所を知ることはできます。
また佐倉城の観光スポットをAR(バーチャル)で楽しむこともできるようです。
本丸跡です。
ちなみに本丸広場は写真のようにひたすら芝生の大きな広場となっています。
本丸天守について説明が書かれています。
本丸跡の脇に兵士がもっこうを記した木がありました。
写真だとわかりにくいですが白丸で囲ったところにもっこうがあります。
佐倉城天守跡の石碑です。
本丸石碑の別角度や城の配置図です。この石碑は平成29年にできたもののようです。そして配置図により自分が現在どこにいるのかがわかります。
堀田正睦像
本丸広場周辺には本丸跡の他に台所門跡や角櫓跡もありました。どちらも遺構は残っていませんが、看板があるので台所門跡と角櫓跡があった場所を知ることができます。
本丸広場を後にして先に進みます。
この辺の道も森林浴でリフレッシュされるいい場所ですね。
この舗装されてない階段も雰囲気がいいですよね。
城廻りをしているなって感じがします。
石碑や二の丸御殿跡、二の門跡がありました。いずれも遺構は残っていませんが、看板があるので二の丸御殿などがあった場所は知ることができます。
堀田正睦とハリスの像がありました。
二つの像は隣り合って建っていました。
そして堀田正睦の像の近くには三逕亭(サンケイテイ)があります。日本茶屋のお店です。
この日はあいにく閉まっていましたが、営業しているときならここで日本茶を楽しむことができます。少し覗いてみましたがお店の庭も日本庭園を感じられる情緒ある造りになっているなって思いました!
佐倉城址公園センター
一通り見たいところは見終えたので100名城スタンプを押すため佐倉城址公園センターへ向かうことにしました。このスタンプを押すことは城を回る楽しみの一つなので忘れずに押してこようと思います。
ただ江戸城のときはスタンプを押し忘れたということもあったので、最初にこっちから入城してスタンプを押しておいたほうがよかったのかもしれないですね。
1.佐倉城址公園看板
こちらも佐倉城の出入り口となっていて車も止めることができます。
2.周辺の雰囲気
3.展望スポット
看板には富士山とスカイツリーが見えると書いてあります。僕は寄らなかったんですがたぶん望遠鏡があるんだと思われます。それにしても佐倉市からでもスカイツリーが見えるものなんですね!
4.三の門跡
遺構は残っていませんが、看板があるので三の門があった場所を知ることができます。
ここにも空堀がありました。佐倉城はちょいちょい空堀があります。
空堀に降りている人もいました。掘りは結構深くなっていて僕も空堀に降りてみました。
ちょっとわかりにくいですが、空堀の上にいる人とは下にいる人では結構高低差があります。実際に空堀に降りてみると、ここで攻撃を受けながら登るというのはちょっとやる気がしないですね。もしやったとしても無事に登れる気がしません。そう思うと戦国時代の戦いっていうのは本当に大変で悲惨なものだったんでしょうね。
植物苑です。この日はやっていませんでした。
佐倉城址公園センターです。
こちらに100名城スタンプが置かれています。また施設内には色々展示物もあります。
スタンプを押した後、姥が池方面へ向かいました。
この辺りも自然をふんだんに感じることができて景観がいいですね!
姥が池です。ここには亀が生息しているようでした。
その後更に進むと菖蒲園が出てきます。ここでは多くの人が足を止めて休んでいたり、撮影をしていたりと思い思いに時間を過ごしていました。
そして時期がよかったからか花々もいい感じに咲き誇っていてとても見ごたえがありました。
100名城スタンプ
今回は佐倉城址公園センターで100名城スタンプを押しました。
屋外と屋内にスタンプがあり、屋外スタンプは24時間押すことができるようです。
佐倉城址公園管理センター建物内と建物扉前に100名城スタンプが設置されてます。
【時間】 いつでも
【休み】 無休
【料金】 無料
【場所】 佐倉市城内町官有無番地
【アクセス】佐倉駅→バス国立歴史民俗博物館前
【電話番号】043-484-0679
終わりに
ここまでが佐倉城城さんぽ編になります。
城さんぽ編として佐倉城をザッと見ていきましたが、佐倉城の見どころには空堀や土塁などがありました。更に佐倉城はとても自然の豊かな公園だったため景観を楽しみながら園内を見て回ることができました。
そして今回は佐倉城と合わせて武家屋敷やひよどり坂なども見てきたので、その際のレポートを周辺さんぽ編に載せています。よろしければ周辺さんぽ編も合わせて目を通してみてください!
佐倉城さんぽレポート
佐倉城紹介レポート