日本100名城の城址スタンプ廻り、観光さんぽ実体験レポートになります。100名城を廻ると47都道府県を全て巡ることになります。この日本一周の旅をマイペースに綴っていけたらと思うのでよかったら気楽に目を通してみてください!
今回は二本松城に行ってきたので、その際のさんぽあしあとを紹介していきます。尚、今回の城さんぽレポートは下記の計3ページとなっています。
①二本松城.城さんぽ編
②二本松城.周辺さんぽ編
③二本松城おまけ編
ここでは二本松城.城さんぽ編として二本松城を紹介しています!(2021年12月)
マップ
二本松城のマップです。
①三の丸
②見晴台
③本丸
上記の順番で回りました。
箕輪門
今回は車で二本松城へ向かいました。
①駐車場
駐車場は無料となっています。
②駐車場からの景色
二本松城は駐車場からすぐの場所にあります。
③箕輪門付近
売店がありました。この日は営業していませんでした。
④箕輪門の正面
喫茶店がありました。この日は営業していませんでした。
二本松城入り口です。こちらは箕輪門付近の出入りとなっています。
ここからの景色で既に城の雰囲気を感じられていいですね。
城に入るとすぐに二本松少年隊群像がありました。
この像は戊辰戦争時に家族を守るため激戦に身を投じて散っていった少年隊士を弔うために建てられた群像のようです。
先へ進むと整備された階段が出てきます。
こちらの風景は時代劇のワンシーンで出てきそうな見ごたえのある風景だなって思いました。
石垣です。
城廻りといえばやはり石垣も注目ポイントの一つですよね。
箕輪門です。
箕輪門の材料となる樫の木は、箕輪村の御神木を使用しています。そして二本松城の楼門として完成したこの門は箕輪門と命名されました。
そんな箕輪門は二本松藩初代藩主の丹羽光重が最初に建造した櫓門と言われています。
箕輪門を抜けて先に進みます。
箕輪城は梯郭式平山城ですが霞ヶ城や白旗城といった別名もあります。
城壁です。
狭間がありますね。
二本松城は現在霞ヶ城公園として開放されているので、無料で敷地内を散策することができます。
階段を登ると三の丸に繋がっています。
三の丸
三の丸です。
三の丸は丹羽氏の御主殿があった場所です。また三の丸は加藤氏が中世城館を近世城郭に改変したことで上下二段に分かれていることが特徴的な場所となっています。
尚、現在は工事をしていたようでした。
相生の滝です。
池の付近に滝があり、その滝は自然利用して作られた城下へと水が流れる滝となっています。
本町谷庭園です。
本町谷庭園は丹波光重から5代目の高寛にかけて整備された回遊式庭園です。庭園内には二合田用水から引水した洗心滝やるり池が配備されています。
七ツ滝です。
写真だとわかりにくいですが滝が七つ続いています。
松の木です。
凄い角度で成長していますよね。松の木は道を塞ぐように育っていましたが、ここを潜って先に進みました。
洗心亭です。
城内に唯一残っている江戸期の建物です。木造藁ぶき屋根で平屋造りの茶室となっています。
尚、建物内を見学することはできませんでした。
洗心亭からの景色です。
ここからは本町谷庭園や三の丸の様子を見渡すことができます。
るり池です。
こちらのるり池は丹波光重時代の姿を留めた場所となっています。
ウッドチップ歩道です。
こちらのウッドチップは城内の間伐材を使用して作られているようです。
傘松です。
別名「八千代の松」とも呼ばれる巨大なアカマツです。樹齢は350年を超す歴史ある松となっています。
整備された山道を通りながら先へ進みます。
二本松城は池や松との調和がちょうどよく、城さんぽをしていて景観を楽しみながら回れる城だなって思いました。
本宮館跡です。
この場所は二本松城城主・畠山氏に仕えていた氏家新兵衛と遊佐丹波守の居館だったと伝えられています。
見晴らし台
続いて二合田用水です。
こちらの用水路は丹波氏が入城後まもなく城防備用として城へ配備しました。長さは18キロほどで、用水路の存在は幕府に内密にしていました。
見晴台です。
こちらの見晴らし台は城から一本道を挟んだ城の外周にあります。そしてこの見晴台では二本松城からの眺めを堪能することができます。
見晴らし台からの景色です。
見晴台の標高は293.6mで安達太良連峰を目視することができます。見られる山は和尚山、安達太良山、船明神山、鉄山、箕輪山、鬼面山で、安達太良連峰はこれらの山が9キロに渡って連なっています。
この日は晴れていたこともあり絶景を楽しむことができました。
神代桜です。
このときは神代桜は緑の葉をつけていましたが、時期によっては見事な桜の花びらを楽しむことができそうだなって思いました。
城の外周で見たいスポットを見終えたので再び城の敷地内に戻ります。
搦手門跡です。
裏門にあたるこの搦手門ですが、現在は門台石垣と門柱を立てた左右の礎石が残されています。
新城館跡です。
二本松城が会津の支城だったときに二本松城内は東城と西城に分かれて武将が詰めていたと言われています。そしてこの新城館跡は西城にあたる場所にあったようです。
林の中を通り更に先に進みます。
この辺りはあまり整備をされていないように見えますが、二本松城は全体がしっかりと整備をされていてそれほど苦も無く城を散策することができます。
本丸
続いて本丸へ向かいます。本丸天守台の石垣が見えてきました。
二本松城は蒲生氏、加藤氏によって天守台は作られましたが天守閣は作られなかったようです。
天守台の石垣です。
こちらの石垣は5億3千万円を費やして復元されたものです。復元の際、石垣は慶長期の「穴太(あのう)積み」や寛永期の様式、また江戸後期の様式など確認することができたと言われています。
この石垣は迫力がありとても見ごたえがあるものとなっていました。
石垣を登って先に進みます。
この石階段の感じも雰囲気があっていいですね。
…!?
これはたまに城廻りで見かける注意書きですが、自然の中にいるから仕方ないとはいえ怖くなりますよね。
本丸前の枡形虎口です。
階段はそれほど段数はなかったので簡単に登ることができてよかったです。
本丸跡です。
天守台を登り切った場所に本丸の石碑がありました。
本丸跡の様子です。
建造物は特になく、広場になっています。広さはさほど広くはありません。ただここからの眺めは最高です。
天守台の中でもう一段登れる場所があったので最後にそこからこの城の眺めを堪能することにしました。
こちらがこの城で一番高い部分になります。
本丸で一番高い場所からの景色です。
この位置からだと二本松の街を一望することができてとてもよかったです。
当時の武将たちもこうして二本松の街並を眺めながら戦国の世について語っていたのかなって思いました。
100名城スタンプ
今回は二本松城歴史館で100名城スタンプを押しました。
1.二本松市歴史資料館、2.JR二本松駅内観光案内所歴史資料館の二か所に100名城スタンプが設置されてます。
【時間】 いつでも
【休み】 無休
【料金】 無料
【場所】 福島県二本松市郭内3丁目
【アクセス】二本松駅、徒歩20分
【電話番号】0243-23-1111
【時間】 9:00~17:00
【休み】 毎週月曜日、年末年始等
【料金】 100円
終わりに
ここまでが二本松城さんぽ編になります。
今回二本松城を見て回りましたが、二本松城の見どころは箕輪門や二本松少年隊の群像、本丸跡など様々ありました。
また城散策も歩くのに適度な距離で見晴台や天守台などで景色も楽しめてとても堪能することができました。
そして今回は二本松城と合わせて二本松神社や二本松駅、若武者らーめんなども見てきたので、その際のレポートを周辺さんぽ編に載せています。よろしければ周辺さんぽ編も合わせて目を通してみてください!
二本松城さんぽレポート
①二本松城.城さんぽ編
②二本松城.周辺さんぽ編
③二本松城おまけ編
二本松城紹介レポート